尾籠な話
新年半ばにしてトイレ籠りの一日、これまで三日目には出るべきものが出るというのが通例だったのに、なぜか四日目でもだめ、その道にかけては大いなる経験者の夫にうったえると、そんなの、普通さ、いざとなりゃ、これのめば一発、と、スルーなんとかいうピンクの錠剤をくれた。
でも、ネットで検索すると薬に頼るのは絶対よくない、とある。
難産の末、破片状ものものを少し排出したので、報告すると、彼いわく、フタがとれりゃ、いいのさ、あと中ブタ、そしてご開通だよ。
その彼、去年の年末、わたしと同じ悩みが五日も続いて、腹痛もあり、あいにく、愛用のスルーなんとかが切れていて、ホームドクターに相談すると、病院で浣腸が一番だけど、とりあえず、ともかく薬とりにくるように、ということで氷雨の中、わたしがとってきて、座薬とのみぐくすりを与えたものの、一晩では効かず、往生したことがあった。
入院には至らなかったけれど、わたしは両母親の摘便なるものを経験しているので、こういう状況になるのが怖い。
不安をかかえたまま、近所の同年齢三人の女子会へ。二人に訊いてみようと、それとなく、夫の状況レポートから、始めてみたら、そのうちの一人、もうコーラックというのを、十年近くのんでいるのだが、最近の検診で、やはり、大腸検査をした方がいいと言われ、予約したという話をしてくれた。その大腸検査の経験者のもう一人が、あれが大変なのよ、と話しだして、話題が違う方向になったけれど、貴重な情報が得られて、ちょっとほっとする。
ほっとしたせいか、帰宅したら、中ブタ、ご開通と順調なコースがたどれて、やれやれ。
わたしはせっかちでそれを身体にも要求してしまうのだけれど、身体は待て待て、というように、諭してくれる。
夫の助言もありがたく、友人の経験談もありがたく、そして身体にも感謝の一日であった。
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