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2016年12月 7日 (水)

84歳がんばる

夫は毎朝九時ぐらいに起きてきてすぐ入浴する。風呂場から、低いうなり声がするのを、わたしは笑いをこらえて、聞いている。
飲みこみ違いでむせるのを防ぐために、舌を出して、十数えるくらいの間、声を出すのを四回くりかえしているのである。
あれって、効き目があるらしい、むせなくなったよ、と喜んでいた。

勝負事が好きだし、強いので、マージャンには勇んで出かけるが、あとの会社のOB会やクラス会などは、億劫がって出かけたがらなくなってきた。

愛想はいいのだけれど、ほんとは社交嫌いなのだ。
わたしの一人ご飯の日が少なくなってきた、ということだが、近頃考え方を変えてみた。

孫たちも成人して、仕事やクラブ活動に忙しく、ほとんど訪れなくなったので、夫の張り合いは激減している。これではいけない、まだ手も動くし、料理の腕もなかなかなのである。
と、いうわけで、わたしがブリッジのトーナメントなどで出かけたり、教会の行事がある日などは、レシピと、材料をテーブルの上にそろえて、夕食を作ってもらうことにしたのだ。
そしてそれを食べるときは、くどいくらいに、褒めて、おいしそうに食べてみせる。
でも、それは演技ではなく、本当においしいのである。
先回のボルシチや、きょうのBLTサンドイッチは絶品であった。
彼はちょっと得意そうに言う、要は下ごしらえだよ、と。

もう一つ、近頃、彼に頼むのは、礼状書きである。お歳暮の礼状や、親戚筋への挨拶など、これまでわたしがしていたことを、任せることにした。
義父が書家であったせいもあるが、おおらかで、率直な性格そのもののような、男らしい、いい字である。それをまた褒め過ぎるくらい褒める。文章も心情あふれる内容なので、それも褒める。
もちろん、便箋、封筒、葉書、切手、糊など、すべてそろえて、お願い、するのである。

先日、ポストに入れるばかりになっている封筒を見たら、宛先の表書きが少しゆがんでいた。

彼らしくない、これと同じことを、義母の手紙で感じたのはいつだっただろう、老いは確実に進んでいる。

でもそれができるだけゆるやかであるのを祈るばかりだ。

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日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

ご主人への対応、素晴らしいです。お料理をしてもらうのは、良いアイデアですね。準備をするのが、ばあば様だとしても、台所に嫌がらずに立って下さるご主人も素敵です。外出から帰宅して夕飯が出来ていたら、幸せですね。84歳立派です。

Cannellaさんの言葉の端々にご主人様への愛情と尊敬の気持ちがあふれていますね。なんて素敵なご夫婦なのでしょう。

うちの父も84歳、今も努力を忘れません。立派だと思います。そんな思いを時には言葉にして伝えないといけませんね。もっと温かい心で父に接したいと思いました。

自立している84歳、誇りに思います。ご主人様によろしくお伝えください。うちの父も負けていられません!

aiaiさま
ありがとうございます。そうおっしゃっていただいて。
ま、二人の食べ物の好みが著しく違うので、考えた苦肉の策のひとつでもあるのですが・・・・

へこたんさま
まだ拙ブログ読んでいただいているなんて、ありがたいことです。

あなたのお父様へのお気持、胸が熱くなります。でもそれは見えないものなので、まだ
間に合ううちにお言葉に出されたほうがいいと思います。メールでも、ハガキでも、お手紙でも、それがどれほど、お父様の、これから生きていかれるくあいだの、励みになることか、と思います。

心からご主人様のことを尊敬しておられる姿は
見習わないといけないと反省
素敵な姿を想像して心が温かくなってきました

おばさんさま
尊敬というのはちょっと違うような・・・夫が家にいて、わたしが出かけるほうが圧倒的に多いので、彼の生活者としてすぐれた部分を、尊重しながら、お互いできるだけいがみあうことがないように、工夫をしつつ、という感じでしょうか・・・

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