雨にたたられ・・
何という長雨だろう。涼しいから助かるなんてものでもない。
気持ちも沈みがちになる。
植木屋さんは最初に頼んだのが7月の初めだったから、かれこれ三か月も遅れている。
何しろ雨にたたられまして、と言っていたのが、まだ続いているのである。
たった三十坪の小住宅のまわりの樹は、シンボルツリーのミモザと、生垣のアカメと
やたらに丈ばかりのびる、ローリエの樹ぐらいなのだけれど、このあいだ通りがかりに目がついて、とやってきた半纏姿の年かさの植木屋さんは、近くで仕事して、もうすぐ終わるから半日でやれる、と言ったが、いくら?と訊いたら、五万円というのに驚いて、頼むのをやめた。
我が家出入り二十年の剪定名人、ヤマダさんは、ひとりで何もかもこなす凄腕だが、六十をとうに超えている。
年齢的にもきつい仕事だから、はかどりを早くするのは大変だろうと思うが、費用は三万円弱でしてくれるし、何より植物を愛し、知識も十分。
近所に『ベンリー』という便利屋が植木もやります、と宣伝しているし、植木一本だけでも出張します、というチラシも入ってきているけれど、やっぱりヤマダさんを待ちたい。
ミモザがあまり伸びすぎて、通行の邪魔になりますと、警官から注意を受けたこともあるので、下のほうだけ、夫が花ばさみで切ったけれど、何しろイタリア好きの樹だから、ともかく、元気で伸び続けるのである。
この雨がやんだら、そろそろモクセイが香ってくるのだろう。
我が家のモクセイも蕾をつけている。
雨さえ降らなければ、一年中の、今の季節は一番好きなときなのだけれど・・・
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ご近所さん達、皆さん、後期高齢者組ですが、庭木を処分されています。
管理が無理になってきた、と。
分厚いシートを敷いたりして、花だけ楽しまれているみたいです。
くちこんちは、木がぼうぼう・・・
特に、裏庭のユーカリ。
お国柄なのか、自由奔放で困っています。
投稿: くちかずこ | 2016年9月24日 (土) 09時19分
くちこさん
究極的に選んだ庭木は最期まで処分したくないです。
ユーカリというのはハーブ的効能のある樹木のようですね。
しかも大木のような・・・
なにもかもこじんまりの我が家で過ごす身としては、大木を見るのも出かけていかねばなりません。
投稿: ばぁば | 2016年9月26日 (月) 09時04分
我が家もシンボルツリーはミモザですが、数年前より傷みがはげしく
今年は、切ってしまおうか? 来年の花をみたら切る?
これの繰り返しで数年経っています。 大きい木なので、道行く人たちも
気にかけて下さっています。
他の木も、次第に小さく小さく刈り込んでいるのですが、体力の低下の方が
先走りで、どうしたものかと思案します。
投稿: tomoko | 2016年9月26日 (月) 11時14分
tomokoさま
お宅もミモザでしたか。とてもうれしい情報です。以前の記事に、すでにお知らせいただいていたら、ごめんなさい。
あの黄色に惹かれて、しかもイタリアを思い出させてくれる最高のシンボルと思って植えたのですが、確かに厄介な樹です。
ご近所も咲かせているお宅がなくなりました。
やっぱりあのイタリアのトスカーナの平原や、ヴィテルボの山の上などに咲いているのがふさわしい花の木なのかもしれません。
投稿: ばぁば | 2016年9月27日 (火) 10時31分