カーブス体験
カーブスの評判はすでに知っていた。同級生の一人はもう三年続けているし、ほかの知人数人の感想も、減量できた、とか、運動不足解消にもってこい、とか、おしなべて好評なのである。
じゃ、のぞいてみるか、と思って、徒歩十分ほどの東急ストア二階に立ち寄ったら、なんかゴミゴミ、ゴタゴタしている感じで、関心が薄れた。
ところが今回膝痛と闘うようになったら、若い友人たち二、三人が電話してきて、またもや、カーブスの名を出す。あそこに通って膝が治ったって言うのを聞いたわ、と。
行ってみよう、という気を強めたのは、およそ、カーブスに行く必要のなさそうな、スリムで知性派の、T子さんさえもが、入会した、というのを聞いたからである。
早速彼女に電話して、最新情報を頂戴した。さすが、なにが肝心かなめか、把握の彼女、ロッカーがないからね、そのつもりの支度をしたほうがいいわ、一番知っておくべき情報をまずは、ピピッと発信。
大きめのTシャツにカーディガン、その上に薄めのダウン半コートを着て、最小限度の買い物に必要な金額入りの小銭入れだけを持って、無料体験に出かける。
愛嬌こぼれんばかりの店長が応対。まず、初めに入会金15000円が、この無料体験あとに申し込みすれば、半額になることを強調、そして、わたしのかかえている悩みをチェック、そのあと体重の自己申告、ここ数年、測定していないのだが、これまでの衣服がすべて着られるから、あまり変化はないと安易に考えていた。ところがそれでは測定させていただきます、と、身長、体重、ウエスト、ヒップなどを調べられてしまう。
ウエストなどは、真ん中に穴のあいたボール紙をわたされ、その穴に指をつっこんでおへそを指さしてください、という、厳しさ。対象の女性たちがいかにくびれ不足になっているかを、知る。
その結果、もしかすると、という不安が的中、体重の実数がなんとニキロも多い。
これはもう、カーブスで鍛えなくては、という焦燥感をあおる、というわけか。
でも、今のわたしの目的は膝痛の解消なのだ。
12台の健康器具を順番に試す。一台30秒ずつ、器具のあいだに、低反発の小さいマットがあって、そこで、足踏みなどしながら、次にそなえるゆとりがある。足首をはさみ、逆ハの字に開いたり、閉じたりするのだけは、痛みを感じたので、当分パスだな、と思う。あと二台、これはちょっとキツいので、と省略しましょうというのがあったが、どれも慣れれば、自力で加減できそう。
最後にストレッチがあるのはよいと思った。自己流だと、どうしてもいい加減になるからだ。
思う壺にはめられた、という感じがなくはなかったが、ともかく、この一年,週一ぐらいで続けてみようと、入会を決めたのだった。
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