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2016年2月に作成された記事

2016年2月24日 (水)

続、病院へ

二週間ぶりに、T病院の整形に行く。もよりの駅まで夫に車で送ってもらう。
この二か月、数えきれないほど、車に乗せてもらった。今年はもう車検を継続しないと、言っていたのに、わたしのために、それを撤回し、せいぜい、オレをこき使えよ、とまで言ってくれて、車の送り迎えのほかにも、料理の後片付けや、お風呂掃除や、ときには洗濯物干し、取りこみに至るまで、わたしの足をいたわるために、介助してくれた。
とても83歳、要支援1とは思えぬほどの活躍ぶり、わたしが83歳になったとき、89歳の夫をこれほどまでに介助できるだろうか? 運転免許は返上してしまったから、手となり足となりとまではいかないけれど、そのときのために、もう一度元気にならなければ、と痛切に思うようになった。

膝専門の医師はこの前のひとより、年齢は上、いかにもベテラン、てきぱきしていて、パソコンを打ちながら、よどみなく問いかけ、ベッドに仰向けに寝かせて、膝をあらゆる方向から、押したり、曲げたり、動きを確かめ、変形性膝関節症の初期だと思うが、MRIをとっておきましょう、と一週間先の予約をとらせてくれた。
あれから水中歩行と水泳を一度ためしたのだけれど、続けたものだろうかと相談したら、そのあとで痛みが出るようであれば、やはり休み休みのほうがいい、ともかく痛いときは無理をしないこと、という応え。
まだどこにでも出かけていいというほどではないということがわかった。関節症のパンフレットと筋肉を鍛える体操療法のコピーを渡される。
医師を換えてもらって本当によかった、とあのとき情報をくれた患者の女性と、その手配をしてくれた、看護師さんに感謝する気持ちになった。

歩行時の膝の感覚はもう危なげなく、しっかりしている。階段の上り下りは負荷がかかるので、少し痛い。それでも、病院付近の街歩きができるようになった。行きつけのブティックに立ち寄り、バーゲンの春カラーのセーターを買う。店員の女性はわたしよりは若くみえたのだけれど、膝の痛みのことを話題にしたら、わたしもです、と大きくうなずき、いきなり、スカートをパッとめくって、わたしのより頑丈装備のサポーターの足を見せてくれたのには驚いた。階段をふみはずしてからのトラブルなのだという。

魚屋さんと八百屋さんに寄って、夫の好きなイクラ、ホタテの刺身、買い、野菜はなんと白アスパラがあったので、それとホウレンソウ、薬局で、湿布薬一週間分を渡されると、結構な重さになったけれど、タクシーにも乗らず、帰宅。家の近くの坂道をゆっくり、ゆっくり歩いていたら、前にも足つきの似た女性がバックパックを背に歩いていて、同列になったら、ふりむいて、ニッコリ笑った。足がね、と言うので、膝の話になり、わたしとまったく同じ悩みとわかり、大いに気が合って、30分以上も立ち話。すぐそばのマンション住まいとわかって、電話番号など知らせ合う。これも不思議なご縁。

世の中には本当に膝の悩みをかかえている女性が多いのである。

2016年2月19日 (金)

食べること

膝を傷めてからのおよそ二か月、予定ほとんどなし、外出の少ない日々となると、食べることは面倒でも省略できないし、それだけが、楽しみにもなる日があるので、何をどう、簡略にして、おいしく食べるか、ということを随分模索した。

私一人なら、イタリア風スープのレシピをいくつか得意にしているので、それと、手製のピクルス、手製のフレンチドレッシングさえあれば、パン食や、洋食系はそれで間に合う。

問題は夫で、揚げ物大好き、グラタンとポテトサラダという、昭和一桁生まれ特有の、異様な組み合わせで満足という人種なので、彼に合わせていると、胃がおかしくなってくる。
ときには、それぞれにしない?と提案して手抜きをするのだが、その際、やましさを感じずに済むように、これさえあれば、というものを用意することにした。

例えば煮豆、今年の正月、黒豆がよく煮えて、この豆、ほんと、うまいよ、と何度も言うので、黒豆をいつも煮ておくことにした。五、六日はもつので、毎回一袋分を煮ておく。
習慣にしていると、大して苦にもならない。
それとおいしい味噌汁、出汁は例の茅乃舎のを使い、あとは袋の中身を出して、二袋分ぐらいたまると、干し、すりごま、加え、乾煎りし、醤油、みりん少々加え、サクラエビなど混ぜて、ふりかけにする。味噌はマルサンこうじ味噌、とオオサワの麦みそをいつも絶やさぬようにして、単独だったり、混ぜて使ったりしている。

共通で食べるもの、たとえば、天丼や、ブリの照り焼き、ブタの生姜焼き、あんかけ焼きそばといったものは、ついつい目分量ですませていたのだが、出来上がりの味にむらがあったりするので、この際見直し、NHKのきょうの料理や、栗原はるみさんのレシピをネット検索して、しっかりメモし、冷蔵庫に貼り付けておくことにした。

たとえば、天丼のたれ、醤油6T、みりん4T、砂糖2T。(T=大匙、t=小さじ、C=カップ)

ブリの照り焼き、塩1tふり、30分おき、水洗い、小麦粉ふる。のちたれ、醤油、酒、みりん、砂糖を2・2・2・1Tまぜ、ブリをフライパンにサラダオイル熱し、焼いたあと、紙タオルで脂分ふき、たれをからませる。

ブタ生姜焼き、ショウガすりおろし、ブタにからめ、たれ、醤油4t、酒4t、みりん1T,,砂糖1tの一部をもみこみ、しばらくおいて、ブタやき、のこりのたれをからめる。

あんかけ焼きそば、栗原さんのレシピより。スープ2C、醤油2T、オイスターソース2T、紹興酒2T、(今は小瓶のものを売っている)片栗粉、水2T料理まえに溶かしておく。

そのほか、カレーライスは市販のルーに飽きていて、そうかといって玉ねぎを十数分以上もいためる根気もないので、あれこれ思案していたら、『きょうの料理』で鈴木登紀子ばぁば先生がお母さまのカレーなるレシピを紹介されていて、これをためしたら、まさしくわたしの求めるカレーができたのであった。なんとただのカレー粉と小麦粉水溶きでルーをつくる、あっさりカレー、これが実に高齢者の口に合うのである。

2016年2月14日 (日)

クヴィエチェンにクビったけ

男性の声はテノールよりバリトンが好みだ。
容姿もよく、演技力も抜群と、三拍子そろったポーランド出身の名バリトン、マリウシュ・クヴィエチェンを、一昨年のメトライブビューイング『オネーギン』で知って以来、魅せられ、去年のアンコール公演で再度観る。Photo


顔だちは美男というのとは違う、どちらかというとドンファン的な危うさをかもしだす容貌でもあるが、演技をともなって変貌する表情がとてつもない魅力を発揮することが多く、それをもっと、もっと見たいという思いにさせるのである。Photo_2


彼のことを教えてくれた友が、日本でのナマの舞台『ドン・ジョヴァンニ』を立て続けに、二度観たという気持ちがいまなら痛いほどわかる。

というわけで、左膝はまだ危なっかしいけれど、今年クヴィエチェンが出ているメトライブの『真珠採り』を見逃すわけにはいかない、どうしても観たい、東劇に行きたいのは山山だけれど、いまの足の状態ではちょっと遠い、さて一番近く、それは二十分で行ける川崎のシネコン、と探索して、イソイソ、といきたいが、足の加減はオズオズ、出かけた。

ビゼーのオペラ作曲家としての出世作と称せられる『真珠採り』、十年先の『カルメン』の奔放さ、激しさとは全く異なる美しく、清廉でおだやかな楽曲に満ちている。Photo_3

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未開時代のセイロン島の村、真珠採りの頭領ズルガに扮するのがクヴィエチェン、真珠採りの安全を願うために遣わされた尼僧にディアナ・ダムラウ、ズルガの親友ナディールにマシュー・ボレンザーニという配役。尼僧は純潔と信仰の誓いをたてさせられるが、実はズルガとナディールが昔,愛をあらそった女性レイラであった。レイラはナディールを愛しており、禁断の恋が発覚、ズルガは二人に死刑の宣告をするが、友情と、嫉妬と、頭領としての責任の板挟に苦しむ。Photo_5


クヴィエチェンは卓越した演技力で、その苦悩をあらわす歌唱がすばらしく、フィナーレで一人ずつ出てくるときの拍手はテノールを抜きんでていたと思ったのは、ひいきのし過ぎだろうか。

深海を飛泳する真珠採りの模様を、映像技術と宙乗りとで、表現する特殊舞台美術が臨場感に富み、見応えがあった。途中嵐の来襲で津波のような波のうねりがくり返し押し寄せる映像はちょっと恐ろしかったけれど、迫力があった。


男性群の衣装がいささか現代調すぎるかな、という印象はあったのだけれど、ネットで2010年のチューリッヒの舞台を見たら、味気ないくらい現代そのもので、舞台芸術ではメトのほうがはるかにすぐれていると思われたし、休憩時インタビューでは歌手ばかりでなく、舞台美術の担当者にも種証しさせるので、一段と興味をそそられた。

クヴィエチェンの英語はなめらか、ユーモアに満ちた明るさもあり、母国ポーランドに向けて挨拶をするのも忘れず好感度が増した。

2016年2月11日 (木)

アメリカンクラブのランチョンメニュー

久しぶりの遠出、CWAJランチョン、アメリカンクラブに出かける。
神谷町からの坂道の歩きが不安だったので、麻布十番からタクシー拾って一区間。

きょうのレクチャー、異文化交流のコミュニケーションについて、というタイトルよりも、メニューが魅力だったので、出席。
チキン胸肉のクリーム煮と、好物のワイルドライス。002


スターターはマンハッタンクラムチャウダー、白くなくてオレンジ色。これをマンハッタン式と呼ぶらしい。001

チキンはやわらかく、とても味がよかった。十人ぐらいのテーブル、みな残さず食べていたようだ。
ワイルドライスは、あっさりした味付けでふんわりしていた。私が自分で料理するときは、スープ炊きにしたりしていたけれど、ともかく、チキンにぴったりの添え物である。マイタケのフライもおいしかった。

アメリカンクラブが会場となってから、三十年ぐらいになるけれど、初めのころはアメリカ人のシェフだったのか、味が繊細とは言いかねた。

近頃はイタリア系なのか、味が格段によくなった。メニューを先に見て、たのしみにしてくるようになったという変わりようなのである。

立春の誕生日

去年の誕生日はどんなだったのだろう、とブログをたどってみたら、家族の皆はおぼえてくれてはいたけれど、集まって祝ってくれるということはなく、国際婦人クラブのランチョンがその日だったので、おいしいものが食べられるからそれで、満足などと書いている。

今年も夫も娘一家もおぼえてくれていたけれど、みんな予定があって、集まれない、夫は大事なマージャンの日とあって、夕食は一人となるのがわかっていたので、一週間まえから、計画をたてた。

久しぶりに外食することにしたのである。徒歩距離に住む同い年の友人に誘いをかけたら、喜んで、という返事をもらい、彼女がよく知っているという、自由が丘のレストランに予約を入れてくれた。

およそ一カ月半ぶりの自由が丘、バスから電車と行きついだけれど、やはり歩行が怪しく、電車を一台やりすごして、ベンチに座り、しばし休息。
中央口から徒歩五分の『カーサ・ジャルディーノ』、その五分も倍ぐらい遠いと思うくらい、足の弱りを感じた。

フルコースはちょっと重いと言ったら、では、みつくろって、おまかせ、ということでいきましょう、と供された前菜六種、香りのいいフキノトウ入り、カニのパスタ、鱈のホンドヴォー煮、ビーフとフォアグラの春巻き皮包み、本格フレンチとイタリアンのミックスのような、絶妙な味の逸品ぞろいに、大満足。004_2


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友人とも二時間余、たっぷりおしゃべりが楽しめたし、最後はハッピーバースディの文字で飾られた冷たいデザートのお皿、春の花いっぱいの花束がそえられているという、まさしく美しくて幸せな仕上がりに終わった。010


2016年2月 3日 (水)

病院で

予約の時間に行くと、医師はどうですか?とまず尋ねた。膝の不安定感はなくなったけれど、痛みはまだあって、膝裏から膝がしらに移動している、と応えると、ではまた注射をしましょう、と三回目のヒアルロン酸の注射を打たれた。鈍くて、執拗な、なんとも不快な痛みが広がる。
それでは、次の予約を、と言われかけたので、メモしてきた質問をあびせた。

>外出はどの程度に?
>いいですよ、行きたいところはどこでも?
ええっつ?である。
>右の腰のあたりが痛いんですけど・・・
>それは運動不足ですね。ストレッチなどしてください。
>でも、先生、床に寝てストレッチしたあと、起き上がるのが痛いんです。
>それは運動不足のせいです。ふつうは片足だって起き上がれますからね。
>運動不足って、水泳なんかもしていいんですか?
>いいですよ、もちろん。
またもや、ええっつ!!
それをもっと早く聞きたかった。せめて、していいこと、悪いことを最初のうちに知らせてほしかった。

会計の順番を待っているとき、診察の順番がわたしの前だった女性が隣りにいたので、思い切って話しかけた。
訊かないことまで雄弁に、応えてくれた。

>ヒアルロン酸なんて効かないわよ・・・もう一年以上通ってるのに、両膝よ。あの先生ね、膝専門じゃないのよ。セカンドオピニオン知りたいからって、I病院紹介してもらった・・そこも大して、変わらないけど、体操とか具体的に教えてくれるの・・・あなたも気を付けないと、両膝から、脊椎間狭窄症になるわよ。お若いんでしょ?わたし74だもの。

>わたし、77です。
>あら~っつ、負けたわ

わたしは窓口でベテランらしい看護師さんを見つけて、交渉した。膝専門の先生にどうしても診察をお願いしたい、この病院、大好きで期待していたので・・・
しばらく、待ったあと、二週先にその先生の予約がとれた。

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