2017年7月
            1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31          
フォト
無料ブログはココログ

« 蟄居レポート | トップページ | 病院で »

2016年1月30日 (土)

母校創立者登場ー『あさが来た』

『あさが来た』を欠かさず観ている。と、いうのも、ヒロインのモデルとなった女性、広岡浅子女史が、私の母校創立に多大な貢献をしたひととして知られていたという親近感と同時に、国際婦人クラブCWAJに、広岡家直系子孫の女性がクラブ創立当時からの有力メンバーとして在籍したことがあり、交流もあったので、大きな関心を持たないではいられなかったのだ。

ドラマの始まりは快適なテンポで、楽しめたが、近頃は少々マンネリ化していたような気もしていた。
けれども、昨年、母校の元学長による広岡浅子の生涯に関する講演があったとき、このドラマに母校の創立者も登場することになっていて、初回の登場は一月三十日だという情報があったので、この日は見落としてはならないと、注目していた。

そして、きょう、ほんの一場面だったけれど、その人物が成澤泉という役名で登場し、わたしは、やっぱり、と思ってしまった。
演ずる俳優が、どちらかというと、アイドル系タレントだというのが、気になっていたのだけれど、あらわれた彼は「やっぱり」そのイメージだった。『テニスの王子様』や『仮面ライダー』で主演し、最近では『グレーテルのかまど』にも出ていた、あの彼である。
なにか、強いイメージで芸能界に入ったひとを、一般社会の真逆の有名人にするときは、人選に注意を払ってほしいと、このドラマで武田鉄矢が福沢諭吉を演じたときに、そう思ったけれど、近頃の視聴率獲得一辺倒のNHKにそういう繊細な配慮や感性を期待しても無理なのかもしれない。

創立者成瀬仁蔵は、牧師出身、アメリカでおよそ四年の留学を経て帰国し、女子教育の重要さを唱えたひとである。女性を「人として」「婦人として」「国民として」教育するという趣旨は、当時の男尊女卑で、服従とか忍従とかが美徳とされていた社会で、どれほど勇気ある発言であったかと想像できる。
しかも主婦業を尊び、それを、学問化して、家政学部を設け、料理の分野は食物科、住まいや衣服の分野は生活芸術科、育児の分野は児童学科として、構成するに至った経緯を思うとき、二十世紀になって起きた女性学の根本を成していたのだと今さらながら、感嘆してしまう。

一人の偉人のこういう背景を踏まえて、どのような演じ方をしてくれるか、脚本は視聴者の期待にどれほど応えてくれるか、いま結論を出すのは早計かもしれないけれど、今はどうか、この感想が思い込みの強さにすぎなかったというような展開になることを期待するほかはない。


« 蟄居レポート | トップページ | 病院で »

映画・テレビ」カテゴリの記事

コメント

同感!! の一言です。  きりりと整った美男子に演じて頂きたかった。 アヒル唇の彼とは!   庶民的過ぎますね。 五代友厚はあんなにハンサムな役者さんなのに。。。 
大学の名前も日の出女子大学とやらになり、私の世代には、あの百恵ちゃんが行った学校? と間違えられるのではないかと危惧しております。  四分の三以上フィクションなのですが、思い入れが有りますからね?!  Hさんにお借りして「道頓堀川」を読みましたが、かなり変えているのが分かります。テレビなんて所詮フィクション、エンターテイメントと思うしかないのですが。  「花子とアン」の時もそうでした。  成澤泉が凛とした高潔なイメージで再登場して下さる事を祈ります。  日本中の卒業生のためにも、四分の三以上は事実であって欲しいです。

れいこさん
あなたから同感のお言葉、うれしいです。
同級生に、この配役の失望を話しましたら、お笑い系よりはましじゃない?と言われました。
容貌よりは知性に重点をおいてほしかった、オーディションかなにかで、先入観の入らない無名のひとにでも演じてほしかった、とさえ思います。

そして、今朝の再登場。 失望しました! あの下品な演出は何でしょう‼️ 日本中の何万人と居る卒業生を敵に回しましたね⁉️ 実在の人物がモデルなのですから、もっと良く調べてから描いて欲しかったです。 梅花女学校の教師で牧師なのですから、雑巾みたいな服を着ていたにしても、高潔で知性的なはずです。 酷いです‼️

れいこさん
昼の再放送を観ました。あなたのコメントから最悪を想像していたせいか、それほどでもなく、コミック的なドラマになっているので、あんなものかな、と思いました。広岡浅子女史でさえ、あれほどデフォルメされているわけですからね。
もう卒業生、とか、出身校とかを、意識しながら、わたしたちのイメージを投影するのは、無理なようです。感情移入なしで、観るしかありませんね。

この日のブログをすっかり見落としていました!
いつか、いつか・・・と待っていたのが、もうアップされていたのですね。

そうなんです。部外者の私ですら、成澤役の人選に「???」でした。端正なジェントゥルマンであるはずなのに、ぼさぼさの汚らしい格好で・・・。大河ドラマの「岩崎彌太郎」の香川氏と同じ。卒業生は何か落ち着かない感じでしょうね。

あの時代に女子の人格を認めて女子教育を起こす人はほとんどが留学組でした。維新からそう遠くない日に女子の教育が確立していったのは本当に斬新だったと思います。

このテレビを見て、久しく忘れていた建学の精神を思い出しました。私の本館の壁に書かれている「すべて真実なこと」が、当時も今もわからないままに・・・。

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

« 蟄居レポート | トップページ | 病院で »