アロエの有終の美
ウッドデッキの左端においてある、アロエは今の家を建てているとき、仮住まいしていた緑ヶ丘のマンションで近隣のひとからもらったものである。
アロエがあると、ちょっとした火傷や、怪我などのときに、心強い。効能もあらたか、アロエヨーグルト、ジュースなど、健康食品になっているのも、うなずける。
我が家のアロエ、もらったときは三十センチぐらいだったのが、どんどん伸びて、今や一メートル、脇芽なども出てきているので、切ってよいものやら、迷っていた。
秋になって、ミモザの枝を切りに植木屋さんが来てくれたとき、奥さん、花が咲いてますよ、と言われ、びっくりした。まさか四年ぶりに花が咲くなど、思ってもみなかったからだ。
こういう自然界の不思議は、我が家の息子や孫息子のロマンティックなサプライズと重なって、「失望しそうなときにも希望し・・・」という、教会である婦人におしえられた『最上のわざ』の一節を思い出させてくれる。
老いの重荷は神の賜物、
古びた心に、これで最後のみがきをかける。
まことのふるさとへ行くために。
植木屋さんは、花が咲ききったあと、中途の脇芽のところからすっぱり切ってください、と言い残して去った。
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すっぽり切ったあと、また植木鉢に挿しておいて。
必ず根が出て花が咲くでしょう。アロエに好かれた証拠です。
投稿: aya | 2015年12月15日 (火) 13時02分
ayaさん
なるほど、やってみますね。なんという生命力でしょう。
あなたのアロエも立派ですね。
投稿: cannella | 2015年12月15日 (火) 14時26分