2017年8月
    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31    
フォト
無料ブログはココログ

« 2015、ミラノ、トレヴィーゾ、ヴェネチアの旅(ミラノ到着) | トップページ | スカラ座『ラ・ボエーム』 »

2015年9月 4日 (金)

スカラ座に行くまでに

誘眠剤をのんだので、ぐっすり寝られた。スーツケース、もしや早朝届いているのでは、とフロントで確かめたが、ダメだった。連絡もないという。
BAが手配してくれたとしても、配達の機敏さがまったく当てにならない、このイタリア。また、気が落ち込む。
同行者が励ましてくれた。最悪の事態も想像に入れて、必要なものを買いに出かけましょうよ、大丈夫、そろうわ。
そう、今夜は八時からスカラ座、日本の新国立劇場なら、なに着ていってもいいけど、ひとの服装をじろじろ見るスカラ座、日本人として着の身着のままのこのジーンズ姿で恥をかくわけにはいかない。しかも席は前から三番目のド真ん中。

まずは下着や靴下を買いにミラノ中央駅に。二年前とは見違えるように明るく、美しく、近代化している。
下着や靴下の専門店もあり、ブティックもZALAなど、カジュアルなものはここでそろう。
驚いたのは地下のスーパーの充実ぶりだ。品数も多く、買いやすい。小物の食品、スパイス、などの土産品はここでほとんどそろえられそう、ヴェネチアの帰りに買えばいい。パルメジャーノチーズを削った袋入りなども、中年のヴェテランそうな女性店員があり場所をしっかり教えてくれた。

駅から少し歩いたところにある、ブティックをまずのぞく。数着を試着したが、これはというものがない。同行の彼女は地理がしっかり頭に入っている。方向音痴ぎみのわたしはただついていくだけ。
結局、ドゥオーモまで出て、若いひとむきの店でデザインが新鮮な黒のボトムと、リナシェンテでグリーン、黒、茶などの混じった絹のブラウスが買え、目的を果たす。
衣服にかけては抜群のセンスの持ち主の同行者、専属のスタイリストがつきそうごとくに、これはどお?と、わたしだったらとても見つけられないようなものを、見つけてくれる。
あとは、バッグだが、このへんで一息つくことにした。

陽射しがきつく、暑いミラノ、おいしそうな店の下調べはしてきたのだが、もう歩き続ける気がしない。近くのこぎれいなレストランに落ち着く。
きょうのスペッシャル、ラビオリとビュッフェ式のアンティパスト、これはグランデとピッコロ(大、小)で値段が違うといったので、二人で、ピッコロだからね、と言って皿にとったのに、請求書をみたらグランデになっていたので、二人で声をそろえて、文句を言ったら、聞き入れられた。やけに愛想のいい、給仕だと思っていたが、スキあらばくすねようとするイタリアなのだ。こういうとき二人は心強い。
大通り近くに来たとき、バッグと靴を売っている小さな店に、まさにこれという、濃いオリーブ色で留め金のところに光る石がついているバッグが目に入った。百ユーロ以上したのに、いまは十分の一、すぐ購入。
やれやれである。ホテルに電話したが、やはり、バゲージはまだ。
ちょうど、バス停に来たので、決心する。ここで一人、単独行動でリナーテ空港に向かうことに。
直通の73番まもなく来る。

BAのロストバゲージのカウンター、一人先客がいて、このひとが長い。高齢の男性、あと一週間かかる、などと言われている。わたしもそうなったら、どうしよ~っう!!

よかった、もうきょう、配送したから届いているだろう、とのこと。

奮発してタクることにする。運転手とかなり話して、いい感じだったのに、25ユーロと聴いて血相かわる。このあいだは17ユーロだったわよ、声を荒げる。信号にひっかかったり、いろいろ、ぶつぶつ言っていたけど、あなた名前は?と言ったら、20ユーロになった。ったく・・・

ホテルに意気揚揚と入ったのに、フロントのシフトが代わっていて、スーツケースなど届いていない、と冷ややかにいうので、また声を荒げた。リナーテに行って証拠もらってるのよ、パソコンでトレースしてよ、ねばりにねばった。
運送会社に連絡ついて、今夜11時に届けさせることに成功。

ほんとに、ほんとに疲れた一日だった。でもまだ終わっていない、ともかくお風呂に入ることにする。こういうときこそ、バスタブつきはいい。


« 2015、ミラノ、トレヴィーゾ、ヴェネチアの旅(ミラノ到着) | トップページ | スカラ座『ラ・ボエーム』 »

旅行・地域」カテゴリの記事

コメント

本当にお疲れ様でした。
でも旅行者の旅では味わえない体験がずらり・・・でわくわくして読んでいます。
(お二人ともベテランだからという安心感から)

『声を荒げる』 『また声を荒げた』のところがすごい。どんなトラブルもちゃんと
向かい合い解決していく能力に、ただただ感動しています。羨望の眼差しです。

手荷物の遅れでいい買い物もできましたね。ショップの細かい描写が、読んでいて
楽しいです。

個人旅行は夢・・・のまた夢・・・まず行かないでしょうcoldsweats01
凄いハプニングでしたね!  でもそのお陰って言っちゃあ失礼ですけれど
強烈な思い出となったことでしょう。
ミラノに住んでらしたご友人とご一緒とは、良かったです。
イタリアは魅力が一杯な変わりに、日本人としては慣れない注意も必要ですね。

tomokoさん
そうなんです、忘れられぬハプニングです。最初に起きたおかげで、度胸がすわったという感じもありました。

ちゃぐままさん
イタリア語を習っているとき、言われたのは大きな声ではっきりと発音する、ことでした。
わたしの語学はかなりサビついていますが、イタリア人が日本語話しているのをきいていても、文法なんか間違いだらけですから、それでいいんだとわりきって、押し通しました。首うなだれて、黙りこむのが一番損をします、イタリアでは。

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

« 2015、ミラノ、トレヴィーゾ、ヴェネチアの旅(ミラノ到着) | トップページ | スカラ座『ラ・ボエーム』 »