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2015年9月24日 (木)

ヴェネチア最後の日

到着早々、部屋のことで一悶着あったこのホテルだが、意外なことに、朝食はこれまでのうちで一番おいしいというのが私たち二人の一致した評価となった。
三種のフレッシュジュース、シリアル、ヨーグルト、生ハム、二種のソーセージ、サラミ、チーズ、キューリとトマトもついている。パンの種類も豊富でパンケーキまである。そしてブドウやアンズなどのフルーツに、味のよいマチェドニア(フルーツサラダ)。090


フロントシフトは日に三回ぐらいあるが、この日の朝のフロント男性は、彼の甥が最近日本に行ったあと、絶賛していたと話す、感じのよい男性だったので、このひとに疑問に思っていたことをぶつけてみた。
到着のとき、どうして、最初から、いまのトリプルに案内してもらえなかったのか?と。
イチャモンつけたあのフロントマンはマネージャーなのだそうで、彼は笑いながらフムフム、ありそうなことだとうなずき、あのモダンな部屋は改装したてで、まだ年一回の審査を受けていないからだとういう。そういえば、テレビの画面が調整されておらず、観るのをあきらめたのを思い出した。ライトも一か所つかないところがあった。
彼は言った。日本は違うだろうけど、ここイタリアは言いたいことをすべて言わないと、いいステイはのぞめない・・・なるほど・・・

午後には部屋を変わることになっているので、荷造りをすませて、外出する。目的地はティントレットの絵を見るための場所、サンロッコ同信会館、水上バスで二つ先のサントーマで下船。歩く距離は少しだったが、きょうも陽射しはきつい。九時半オープンの教会まえに待つのはわずか数人。少ないわけである。内部は冷房なし。092

ほのぐらいなかに、ティントレットのどちらかというと暗い色調の、迫力に満ちた群像画が目を奪うばかりに浮かびあがっている。速筆だったことで有名なティントレット、その勢いが十分に感じられる。圧巻は二階の天井画、それを写して見るための木枠つき鏡が用意されている。でも熱気が上昇していて、窓なし、風なし、むっとした空気のよどんだ内部に、鏡をかかげながら、じっくり鑑賞するのは到底無理で、わたしは早々に階段を下りた。094

せめて絵葉書を買おうと売店に入って出る時、段差につまずきそうになる。必死でこらえたが、右足のつま先近くに痛みが走ったような気がした。危うい・・・・

このあと島にでも行こうかと相談していたのだが、頭の中が忙しく動いた。これは警告だ。ほとんど休みもなく動き続けたこれまでの日々、年齢の限界を感じる。あと二時間以上も船に乗って見知らぬところを歩くことは耐えられない。
同行の彼女にことわって、ホテルに戻ることにした。

すでに荷物が運び込まれたトリプルの部屋はスペース十分、バスルームのすぐそばにシングルベッドがあったので、わたしはそこに寝ることにする。足に持参の湿布薬を張ったので、大事に至らずに済んだ。
おおきい梁で支えられた天井、窓の下は細い路地で向かいの窓に停まって動かないハトの姿がヴェネチアらしい情景に思われる。098

097

別行動するときのわたしたちはSMSを使う。これだと一通話100円、普通のメールだ1分につき280円もする。効率よく、連絡がつき、夕食は一緒に食べられることがわかり、安心する。

リアルト橋近くのバーカロに行きたかったのだが、今回は行けずじまいになってしまった。
結局、最初の日に食事したフェニーチェ劇場そばのレストランで、イカスミスパゲッティと、サーディンのマリネなどのアンティパストで、一応おいしく、ヴェネチア最後の夕食を終えた。


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コメント

同行中止は英断でしたね。
無理はツケに残る。
このことを忘れると、後で痛い目に・・・・

くちこは、言いたいことはしっかり全て言う女ですが、言語能力に問題が・・・

ホテルはちょっとトラぶっても、朝食がおいしいといつの間にか
相殺されてしまって・・・。私も経験ありますo(^-^)o 

「トリプル」の疑問、私も「?」だったのですっきりしました。旅の
疑問や不満が解決すると、その分だけ旅の快適度が増します。
良かったですね。

同信会館は、教会とはまた違っているんですね。すごい数の
ティントレットの絵があると聞いています。

売店での「あわや!」、コントロールが効いてさすがです。それに
スケジュールのコントロールも、cannellaさんの旅の経験の集大成と
言うところでしょうか。
私なら折角来たのだからと強行して大変なことになっていたかも・・・(´゚Д゚`;)

《ここイタリアは言いたいことをすべて言わないと、いいステイはのぞめない》が
心にしっかりと留まりました。

くちこさん、ちゃぐままさん
ずっと見続けてくださってありがとうございます。
コメントもたくさんいただきブログを続けていくためのお励ましをいただいています。
同信会館の向かい側がサンロッコの教会でしたが、そちらのほうが早く開いていたのに、内部を見る気にもならないほど、暑さにやられており、すでに限界を感じておりました。、

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