用心、用心
旅行一週間ぐらい前となると、まさに雑用山積みのパニックタイム。
一緒に行く彼女とメトライブを観る約束していたのだが、彼女からおずおずの電話、ちょっと腰が怪しいので、大事をとる、とのこと。実はわたしも左ひざの後ろがつるような痛みがあって、危うい。
二人とも、似たようなときに、と笑いつつ、肩の力が抜けた。
きょう、念のためにO整形に出かける。随分お久しぶり、とフロント初め、医師にも言われる。九時過ぎ、患者はわずか数人、レントゲン係りの男性が新しいひとに、リハビリ室ものぞいてみたら、以前三か月くらい、わたしの親指付け根のトゲのあたりをやさしくマッサージし続けてくれた整体師のひとの姿もなく、フロントに訊いてみたら辞めましたとのこと。O医師は本を出版、目立つところにポスターが掲げてあったが、彼を助けていた、有能なスタッフはずいぶん姿を消した。
そのO先生、相変わらずの精神論、こうなったら困るというあなたの心配や不安の気持ちが身体にあらわれているんです、とのこと。去年九月の九州旅行のときもそうでしたね、などとこちらも忘れかけていることを指摘して立証されてしまうと反論もできない。
でも、レントゲン異常なし、触診OKで、リハビリ室では十五分くらい、ひざの裏をマッサージしてもらえて、一応、不安は消えた。
スーツケースは二個、大のほうをミラノ三日目に預けて、ヴェネチアには機内持ち込み用スーツケースだけで行く。
出発日三日まえぐらいに、もう荷造りを仕上げておきたいのだけれど、きょうは夫の誕生日で、娘と孫が夕食を一緒にしたいと言っているので、ほとんど何もできずに終わるだろう。
冷蔵庫の掃除もしておきたいし、それよりも何よりも、不用品を整理して自室をすっきりさせなければ。
「こうすべき、ああすべきということに縛られているのでは?」という医師の声が耳の奥で反響している。
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最高のお友達とイタリアの旅・どうぞ存分にお楽しみください。
楽しい旅のお便りをお待ちしています。
ご自分の体調の心配も少なく、お出かけになれるなんて何とすばらしいことでししょう。
お留守番をなさるご主人様もおひとりでの生活がおできるのですね。
それもとてもありがたいことだとおもいます。
私は介護生活およそ2年、この ”ばぁばは語る” を読ませていただいて、
ゆったりした気分で、一日を過ごしています。
投稿: ミヨちゃん | 2015年8月18日 (火) 16時59分
ミヨちゃんさま
ありがとうございます。
体調は万全とはいいがたいです。左ひざの後ろの痛みは続いています。
でもこれは「心せよ」という天からの警報だと思うことにしました。
夫の難聴もあり、不安もありますが、息子がいるのは心強く、しかも夫はインド生まれで夏に強いので、これが不安を弱めてくれます。
いつもは二週間の旅行ですが、今回は半分なので、まあ大丈夫ではないかと・・・
ご介護中ですか?わたしも六十過ぎから介護が続き、イタリア語をはじめ、イタリアに行き始めたのは65歳のときからです。、
投稿: cannella | 2015年8月19日 (水) 11時13分