2017年5月
  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31      
フォト
無料ブログはココログ

« 聞き耳をたてる | トップページ | 映画がくれる至言 »

2015年6月 1日 (月)

十年越しのスカート

十年ほどまえ、ボローニャに一週間滞在したとき、マジョーレ広場の裏側にある洋裁店のウインドウに目が釘付けになった。そこに広げてある生地の何と美しいことか・・・千鳥格子に少し光った黒いテープで一面アップリケがしてある、手のこんだもの。これほどの生地はイタリアならではのもの。ああ、これをスカートにしたい、何としても手に入れたい、といっても手の届かぬ値段だったら、とちょっとドキドキしながら、店に入った。ロングスカート分でたしか90ユーロ、生地にしては高い買い物だったが、なんとか手のとどく範囲で胸をなでおろした。
帰国してから、この生地にふさわしい仕立てを、と洋裁店をたずねたのだが、二万円という仕立て代に、目をむく。
自分でも縫おうとすれば縫えるのだ。
そう思って毎年生地を眺めては、手につかぬまま、月日が経つ。

最近になって、夏のロングスカートを縫ったものが意外に好評で、形がいいと言ってもらえたのに気をよくして、同じ形にしてみればいいのだと、決心。
裏もつけず、縫い代の始末もジグザグですまし、着るときはペチコートをはくことにして、ミシン出しっぱなしの刺し子作品展の直後、仕上げる。002


サントリーホールのコンサートのときはいていったら、一緒だったおしゃれな友人が、なんだかすごいスカートはいてるわね、とほめてくれて、ゴキゲンとなった。

« 聞き耳をたてる | トップページ | 映画がくれる至言 »

手芸」カテゴリの記事

コメント

良い買い物をされましたねえ。
二度とお目にかかれない布でしょうね。
頑張ってスカートにした甲斐もありましたね。
くちこもね、時々、妙な物、縫っていますよ。
全く基礎が無い人間なので、勝手にやっています。

 ミシンを捨てて数十年。本当にご立派だと感心いたします。ぜひともお召しになったお姿を拝見したいものです。
 だんだん物事に後ろ向きになって、これではいけないと自らに鞭打つ日々です。見習いたいとは思いますが、及びもつきません。

くちこさま
ありがとうございます。
仕事は雑なので、自己満足ですが、クリーニングに出したら、笑われるかも、と思います。

kikukoさま
ミシンを出すのは本当に億劫です。次の仕事もあるのですが、もう十日ほど、ミシンを出しっぱなしで、手が付きません。

お久しぶりです。
スカートをパッと見て、見ただけで上質なのがわかりました。
何より図柄のセンスがいいですね~。
曲線と花みたいなデザインの微妙なバランス、シックな色が
品の良さを出しています。コンサートにぴったりです。
この生地で90€とはずいぶんいい買い物をされてますね。

ワンピース丈の補正、6センチ詰めただけで6400円も
とられて・・・。でも新調したみたいに気分が変わり納得しました。

ちゃぐままさま
再訪してくださってうれしいです。
あなたのサイトもいつものぞかせていただいております。
イタリアではまだ自分で縫うひともいるらしく、思いがけないようなよい生地を売っている店を見つけることがあります。輸入生地ではないわけですから、買おうと思えば買える値段、
ボローニャはとりわけ観光のためというよりは生活しているひとたちの街だけにそういう店が二軒もありました。
観光地でもある、トリノにもやはりよい生地店があったのを覚えています。

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

« 聞き耳をたてる | トップページ | 映画がくれる至言 »