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2015年4月13日 (月)

グリゴーロのリサイタルへ

彼は歌うために生まれてきたのだ、ヴィットリオ・グリゴーロのリサイタルに行って、まさしくそれを実感した。Photo


メトライブの『ホフマン物語』で彼の歌は堪能したので、リサイタルで二十曲以上も聴くのはかえって疲れるのではないか、と渋っていたのだが、熱烈フアンというわけではないA子さんが、すでに最初のリサイタルを聴いてきたのに、また同じプログラムの二度目を聴きに行くと知って、これはただ事ではないと思い、急きょチケット購入、幸いにもまえから十番目、の席がとれた。

選曲がいい。ベッリーニ、ロッシーニ、ドニゼッテイ、トスティ、いずれも、イタリアの作曲家のきわめつきの美しいメロディを表情豊かに歌いあげる。
美声を張り上げるばかりかと、想像していたのとは違い、とりわけ弱音部のささやきかけるような低音からクレッツシェンドで感情の高まりを表現する部分が自然で、ほれぼれする歌いぶり。
これまで聴いたことのなり楽曲の合間に、ロッシーニの『音楽の夜会』レオンカヴァッロのマティナータという良く知られた名曲を、たっぷりした声量でこれこそ、こういう歌い方でという自信にあふれた詠唱。見事だった。
伴奏のヴィンチェンツォ・スカレーラがまたピアノで表現するこれ以上の伴奏はないというほどの決して出しゃばらない完璧な盛り上げ方。Photo_2

アンコールは『トスカ』『愛の妙薬』『椿姫』のアリア、そしてオーソレミオ、絶頂期の歌いっぷりをたっぷり聴いたという満足感、日本の聴衆にはめずらしい、感動のたかまりをブラボーと、スタンディングで示す人が多く、わたしも素直に同調できた。

おしむらくは、アンコール時点で、彼がかなり饒舌に語った英語が、マイクなしなので、聞き取りにくかったこと。彼自身もかなり興奮していて、もしかしたら、マイクを使ってほしいと言われていたのに、忘れてしまったのかもしれない、とう思えるほどの、感動うずまくリサイタルだった。

階段や歩く距離の長い、オペラシティコンサートホール、まだ歩けるうちに、いいものを聴いておきたいと、はやる心にせかされ出かけている。

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