Women's Conference(ウイメンズ・コンファレンス)4
最終日、天城山荘での聖日礼拝は、九時半チェックアウトを終え、十時から始まった。
女性による、女性のための、女性だけの礼拝、現在牧師の職にある三人の外国人女性が聖職のストールをまとい、かわるがわる司会をつとめる。
三日間、心のガーデニングに勤しんだ庭師たち、わたしたちに、Dear gardeners,と呼びかけ、聖句を読む。
わたしの一番好きな聖書のコヘレトの言葉、三章からの抜粋、For everything there is a season: And a time for every matter under heaven. A time to be born and a time to die. A time to plant, and a time to pluck up what is planted.「何事にも時があり、天の下の出来事にはすべて定められた時がある。生まれる時、死ぬ時、植える時、植えたものを抜く時、・・・」ガーデニング用の時も定められていた。
紹介される聖句は司会のひとが読むのではなく、国籍異なる参加者が読みあげる。声もアクセントも異なることに感動した。
Passing the peaceの項目のときは、The maker’s blessing be in your garden, on your journey, guiding you, cherishing you….God’s blessing be ours; the blessing of gardeners, all the days and nights of our journey home, The peace of the Lord be with you always, And also with youの呼びかけのあとに、あなたに心の安らぎを、Peace be with youの言葉を発してお互いにハグし合うときを持った。ハグしたいひとたちのところに歩みをすすめるひともいる。
わたしのところに数人のひとたちがやってきて、あなたの昨夜の話に感動した、という言葉をもらった。
あいだにパペット劇があり、演技力満点の出演者たちのせりふに固まりかけていた雰囲気が笑と共に和む。
いよいよ聖餐、この日のために焼かれた丸いパンを司会の女性がかかげて裂く。「これは、あなたがたのためのわたしの体である・・・」裂かれたパンを司会の女性たちが分けて捧げ持ち、別の女性はキリストの血を象徴するワインとグレープジュースの入れ物を持ち、参加者たちは列をつくり、そのパンを自分でちぎり、どちらかの液体を選んで浸し、食す。
教会で供される、十字架を刻印した最中の皮状のパンのことが頭をよぎり、思った。
わたしが望んでいたのは、まさしく今日のような聖餐式だったのだと・・・
今回の参加者の中にひとりだけ、ベイビーを伴ったアメリカ女性がいた。いつもその泣き声で雰囲気を邪魔すまいと、気遣いあふれる、この若いママをわたしは賛美していた。
最後の祝福の言葉はなんと、彼女が眠っている赤ちゃんをかかえながら、読みあげ、参加者全員、あふれそうになる涙をこらえて、聴き入った。
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