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2015年2月16日 (月)

購読新聞変更

一月末で朝日購読をやめた。契約はたしか五月ぐらいまでだったと思うが、それは捏造記事発覚のまえの話だからと、バアサンの意地を見せて、押し切ったのである。新聞販売店の責任ではないので、勧誘ノルマのあるひとたちには気の毒だけれど、朝日新聞は出直し宣言があってから、数か月見守ったが、内容は劣化するばかり。正論を言えなくてオドオドしている感じ、一面トップも文化欄みたいなものを出してきたり、記事の文章も説得力を欠き、実力ある記者も辞めてしまったのじゃないか、と勘繰りたくなるくらいだ。
どの新聞に替えたかと言うと、産経なのである。母校後輩の知性派、れいこさんがうちは産経です、というのに、ちょっと驚いたが、彼女の選択眼を信頼することにした。

結果、満足している。夕刊なしなので、1000円安い。夕刊なしの生活、すんなり順応した。朝刊だけにたっぷり力を注いでいる感じが見てとれる各紙面とも、読みごたえ十分。

「イスラム国」人質殺害事件についても、ジャーナリストの後藤さんに、日本政府は三度も警告したという記述を紙面のあちこちで繰り返し、「談話室」という投稿スペースに、無謀な渡航は慎むべきだという、名古屋の一読者が、自民党の高村副総裁の「どんなに優しくて使命感が高かったとしても、真の勇気ではなく蛮勇というべきものだった」と言う意見に賛同する主張を採用しているところに、この新聞の正論を恐れぬ勇気を感じた。
「週刊誌ウオッチング」というコラムには週刊文春の辣腕編集長だった花田紀凱氏がこれまた本音の批評を述べていて、読ませるし、「新聞に喝!」というコラムでもテロ事件で日本社会が感情や思考をどれほど変質させられたかという鋭い、論評を披露してくれる。

オピニオンというコーナーには、「東京特派員」という題の、エピソードあふれる記事が興味深かった。産経新聞の元記者が老人福祉関係の募集エッセイに受賞、『おしゃべり仲間の輪』というその中身、二か月に一度、地域勉強会風景、参加者が交代で講師をつとめる、それは正しく、自分がしてきたことを思うぞんぶん発表する場で、それを書くきっかけになったのが、ある小さな新聞記事を目にしたからだという。スーパーで万引きした老人が「警官でもだれでもいい、人と話がしたかった」と吐露し、社会との断絶の深さを実感したからなのだそうだ。

わたしもときどき感ずる。日本人はもっと語りあう機会を持つべきではないか、と。

若いひとでも仕事が長続きしないという身の上相談があった。人間関係がうまくいかない、外面がよいせいで能力以上に期待され、耐えきれず疲れがたまってしまう、いまはひとり、両親が残してくれた家で息をひそめてくらしている・・解答にはあなたの話を聞いてくれる場所をつくること、というものだった。

老若男女ともに、もっと自分を語り合える場をつくれぬものだろうか。イタリアには広場があり、知らない者同士でもすぐ言葉を交わせる。その上パーティという社交の場がある。
日本の若いスマホ族、スマホをやらない、しゃべりたい気持ちをかかえている高齢のひとたち、双方歩みよって老いも若きも語りあえる場はできないものだろうか・・・
というふうに、新聞を変えただけで、私の好奇心は満たされ、ますます刺激される日々である。

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日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

最近、朝日新聞の一面に時折首をかしげることがあります。同感です。

産経新聞を読んで下さったのですか?!  我家は、産経と日経を取っているのですが、日経は主人が主に読んでいますし、私はもっぱら産経を愛読しています。  自称知識人は朝日が一番知的と思い込んでいる傾向が強いと思っている私です。 もっと色々な方向から、日本人として日本の良い所を知った上で、悪い事も見ないといけないと思うのです。 世界の中の日本の位置、敗戦国としての立場を良く知ってから、勝利国や他国とどう付き合うかを考えるべきですね。 大半の日本人は井の中の蛙。 自分さえ良ければいいと言う自己中が多過ぎますし、マスコミは上辺の平和主義とセンセーションばかり。。。  産経を読み始めてから、私はもっと歴史を勉強をしなければ、と言う向上心が芽生えたのは事実なのです。  2000年続いた日本は、これからも和を大切にして、老人も子供も文化も大切にする国であって欲しいとつくづく思います。第一日曜日の安野光雅氏の水彩画も大好きで、切り抜いて「洛中洛外」の最後に挟んで取ってあります。 癒されます。
この日曜日の「アメリカ・ノート」を読んで、「蒼穹の昴」を思い出しました。 香港の99年後返還です。 
夜11:00のテレビ東京のWBSも大好きで、日本の将来が明るく見える気がします。遅い時間帯なので、早寝早起きの方には向きませんが、日経を読まなくても、最新情報が手に入ります。   最新技術にも好奇心が有るので。  MCも嫌みが無くて、いい感じです。   早起きできない怠け者の私です。

夫も、産経派ですよ。
購読しているのは、地元マイナー新聞ですが、
出先では、よく購入して読んでいます。
くちこは、アホなので、恥ずかしながら、新聞離れです。

Tacchanさま
新聞なら、朝日、という時代に育ったので、朝日の変貌ぶりを、本当に残念に思いました。
一面はなんといっても政治、経済、そして時を騒がす社会面の大ニュースと信じていたので、文化、生活面の情報のようなものを取り上げるのに、違和感がぬぐえません。

くちかずこさま
ご謙遜ですが、新聞離れしているのは、いまの若いひとたちのほとんどでしょう。
娘一家も新聞なし、もっともこれは経済的にも理由があるようですが・・・

わたしは明け方,配達されたばかりの朝刊を、ベッドでじっくり読むのを楽しみにしています。
でもネット検索で社会のおおよその情勢がわかりますよね。世の中は変わりました。
77年それを見てきたことになります。

れいこさん
あなたのおかげで産経の良さを知りました。
見出しもくっきり、わかりやすく、言いたいことを伝えていて好感が持てます。
わたしも歴史、政治、経済をもっと知らなければとは思うのですが、あまりにも長いあいだ、これは男性の分野と思いこんでいて、しかも、わたしにはほかに興味があることがありすぎるので、今さら勉強しても無理という、あきらめから抜け切れぬ自分を恥じております。

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