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2015年1月21日 (水)

オセンベ同盟

インフルの大量投薬ですぐには食欲が戻らなかった。
最初においしい~っと生きている喜びを取り戻したのは、浅草日乃出のオセンベイにかじりついたときだ。
日乃出は一年ほど店舗改築で休業、去年は浅草に行かなかったから、結局二年ぶりの味である。天日干しの固焼きせんべい、火で丹念にあぶって焼きあげ、醤油味がほどよくしみこんだ、オリジナルな味、噛めば噛むほど、素朴な真のうまみが口にひろがる。
ほかの有名店のせんべいも随分食したが、日乃出にはかなわない。
ここを教えてくれたのは、浅草を知り抜いているI子さん、彼女はオセンベイ好きであちこち食べ比べし、ここに辿りついたという。
誰にでもすすめられるものではない。歯のいいひとにでなければ。
幸い、まだ全部自分の歯で、思いっきりカリカリ噛める幸せもついでに噛みしめる。
この日乃出の店、仲見世通りの最初の四つ角左に曲がり、かなりの道のりを歩く。
屋根つきマーケットの中を行くのだが、その間、通りを二つぐらい越し、ええっつ、まだ着かないの?と言いたくなるくらい歩く。そしてようやく次の通りに出る右角に焼いてるオセンベの香りただよう、小じんまりとした店に到着。
十枚入り、1100円。10


一日一枚、楽しみに、楽しみに食べて十日で食べきってしまった。さみしい。また食べたい。でもあそこにすぐまた行く気にならない。
レシートみたらうれしいことが書いてあった。3000円以上、配達します。
三十日分買ったとして、だんだん風味が落ちはしないだろうか。いくら固焼きでも・・・
だれかと、一緒に買えないものか、と、仲間を探すことにする。
歯のいいひとでなければ、入れ歯、差し歯、インプラントをしてると危ない、全部自分の歯というひとでないと・・・
ブリッジのパートナーで、いつもお昼のあとに絶妙なお茶うけを用意してくれるIさんに、あなた、歯はお丈夫かしら?と恐る恐る訊いてみた。
ええ、歯だけは自慢できるの、全部自分の歯よ、夫もそうなの、という、願ってもない話。
日乃出のお煎、ぜひ食べたい、夫の分も二袋お願い、と言われ、同盟は成立した。そのためブリキの大缶用意しとくわ、とも・・・

このごろ、ケーキなどはちっとも食べたくない。甘いものも干し柿が好みだったり、年齢が増すごとに昔の味を求めるようになるのだろうか。
それにしても日乃出のオセンベは十年以上も味が変わらない。こういう本物の味を維持して続けてくれている技術、本当によくこそ、と得難く、貴重なものとして頭が下がる思いがする。

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コメント

くちこの好みもそんな感じです。
そして、外食に魅力を感じなくなりました。
我が家の白菜づけや、常備菜、素朴な野菜料理がごちそうに感じます。
そして、和菓子党になりましたね。
自分用にケーキを買うことは無くなりました。
ただ、そのおせんべいは・・・どうかなあ????
関東人の好みですよね。

くちかずこさま
わたしもいまは和菓子党です。
浅草で久しぶりに雷おこしを買ったら、これもおいしかったです。
おせんべ、わたしもどちらかというと薄焼きが好きだったので、こんなゴツイものと思っていたら、違うんです、これが。オセンベのおいしさが凝縮されているというか・・・日本人に生まれてよかった、とつくづく思いながら、かぶりついています。

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