インフル覚え書き
インフルエンザの蔓延はすさまじく、去年より三週間も早く警報レベルに達したと新聞に大きく報道された。流行のピークは今月下旬から来月初めとみられるとあって、この事態はかなり深刻と言わねばならない。
そのせいだろうか、わたしのブログのアクセスもすさまじく、いつも一晩二百ちょっとぐらいなのに、一昨日などは倍以上の四百をはるかに超し、我が目を疑った。
夫もわたしももうすっかり回復して、前よりも元気になったと思うぐらいだが、夫は確かに一時危なかった。反省点はスポーツドリンク嫌いの夫なので、お茶をいつも飲んでいるから水分補給は大丈夫と思ってしまったこと、ベッドに寝ないという状況をリクライニングのほうが楽なのか、と思い込んでしまったこと、でも早く気付いてよかった。救急車に乗るまえに、タミフルと熱さましのリンゲルースをのませたことは、あのあと、ようやく搬送先の病院にたどりつくまえに二時間以上を要したことを思うと、せめてもの、早い回復の助けになったのでは、と自分をなぐさめたりもしている。
ご近所のいつも窓から何か異常はないかとのぞいている好奇心旺盛の老婦人が、救急車があまりにも長く停まっているのに驚いたと、わざわざ電話してきたりしたのだが、あのときの若い救急隊のひとたちは本当によくしてくれた。すべきこと、知るべきことをすべて把握して、搬送先を探してくれた。病院の名を聞いたとき、あまり知られていない救急病院で、一瞬,ツキがないなと思ったりしたけれど、病院は正しい処置をしてくれたからこそ、夫は無事に戻れた。
まだ身体がふらつく夫に一番必要なベッドの柵も、とりつけにきてくれた青年はたったひとりで見事にやり遂げてくれた。
そして何よりも夫のかたわらで、数時間、つきそってくれ、帰宅を可能にしてくれたのは、息子である。
若いひとたちにとても世話になったと思う。我が家は医師関係のコネもなく、一般の救急を頼っただけだが、実に正常に作動してくれた。日本は大した国だとも思った。
インフルにかかったら、ともかく薬だけは処方された分量を正しくのむこと。抗生物質や解熱剤は熱が下がったら加減してもよいらしいけれど、タミフルだけは全部のみきらねばならない。
私の場合は一時、処方された薬、朝晩六錠ずつ、あいだに二錠、夜寝るまえにいつもの胃薬とコレステロールの薬と排泄調節の薬三錠、プラスで、薬がごはんのようになりそうだった。胃をヤラレナイように、セルベックスという粉薬の胃薬を初めにのんでから錠剤をのむようにしたりして、工夫したので、副作用などなく、食欲が正常になるまで数日を要したが、今はもうなんでも食することができる。
それからテレビやPCなど、一切見ないで、ひたすらラジオを聴きながら、横になっていたので目を休めたことも早い回復につながったようだ。
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まず、訪問者の多さにびっくりです!
くちこのブログは、平均、150人位かな?
それでも、自分では凄いなあって思っているんですが。
ま、基本、自分の備忘録としての要素が強いのですが、やはり、読んでくれる人がいるとうれしいのも事実です。
インフルエンザ、治って良かったです。
義父は入院して、2週間位で退院しましたが、結局、自宅で亡くなりました。
日本の医療、限界、瀬戸際なことも事実ですが、誇れるのも、大きな事実ですね。
投稿: くちかずこ | 2015年1月18日 (日) 15時03分
くちかずこさま
突然のアクセス増大の理由はいつもわからずじまいです。
インフル記事のせいかと思いましたが、浅草歌舞伎だったのかもしれません。
投稿: cannella | 2015年1月18日 (日) 21時26分
具体的な記述 大変参考になります。我が家はワイフがひと月ばかり風邪が治らずインフルかと大分心配しましたが、やっと昨日あたりから咳が止まり出しました。
僕の体調も良くありませんが、娘もいないし、心元ありません。ご主人によろしく...
投稿: massy | 2015年1月20日 (火) 08時08分
massyさま
コメントありがとうございます。
二人とも、元気になりましたが、まだ何かをしようという、溌剌さは戻らず、現状維持がやっとです。
奥さまお大事に、massyさまも早くお元気になりますように。
今回はたまたま息子に頼ることができましたが、若い人たちはみな忙しく、頼りにはできない、と、思うべきかと、心に言い聞かせております。
投稿: cannella | 2015年1月22日 (木) 20時59分