秋色の軽井沢
先週は雨に祟られたが、今週は秋晴れが続く。その一日を選んで、軽井沢に一泊旅行。紅葉を楽しんだ。
宿は夏と同じ、雲場の池そばの『恵シャレー』
東京駅、時間も決めず発車まぎわの『あさま・・』に飛び乗ったが、自由席はガラガラ。着いてからタクシーで宿に荷物を預け、碓氷峠の見晴台に向かう。
雲場の池周辺は押すな押すなの人混み、ここは翌日早朝みることに決めて、素通り。
鳩山通りの紅葉、赤、オレンジ、黄色の彩に心もはずむ。十五分の徒歩距離が苦にもならず、形と色の良い落ち葉を拾いながら歩いた。
軽井沢観光会館まえのバス停から見晴台へ。バスは超満員、栃木から一人で来ていたご婦人が話しかけてきて、おしゃべりがはずみ、着いてからも一緒に、力餅とおそばの昼食をとる。
見晴台からの眺めは紅葉がもう終わりかけのせいなのか、時間によるのか、遠くの山山はかすんでいて、ちょっと期待していたものと違った。以前見たときはもう少し、見晴らす山の紅葉の彩もあざやかだった気がするのだけれど。
上ってくる道すがらの黄色を主とした木々の彩が一段と美しかったから、よしとしようか。
宿に戻って五時半に夕食、あとの時間がたっぷり、テレビもラジオもないので、食後のコーヒーを運んでもらって、ひたすら読書、『ハリール・ジブラーンの詩』の世界に浸った。
六時起床、またジブラーンの詩を読み、八時朝食、そのあと10時チェックアウトまで雲場の池で過ごす。まだ人影まばらの周辺の紅葉は一段と素晴らしく、この夏の軽井沢にしては暑さ厳しかった時期のこのあたりの風景もいささか、生気に欠けていたような記憶があるので、この秋の自然の勢い、冬のまえの、木々の燃え立つように華やいだ彩の饗宴に心も沸き立ちカメラ片手に周辺を一周。
ジブラーンの地球賛美のうたがよぎる。
なんと美しく尊いものであることか、地球よ
光に全き忠誠をささげ、
気高くも太陽に服従しつくすあなたよ。
・・・・・・・
なんと寛容なものであることか、地球よ
私たちはあなたから元素をひきぬき、
大砲や爆弾をつくるのに、あなたは
私たちの元素からユリやバラの花をつくる。
・・・・・・・
あなたは私の見るものと識るもの。
あなたは私の知と私の夢。
・・・・・・
あなたは私の眼に生きる美であり、
心にあふれるあこがれであり、
私の魂の内なる永遠の生命である。
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