草津へ
八月十七日から草津に二泊、軽井沢に二泊の小旅行をした。
草津は湯宿『このは』に三度目の宿泊、Y子さんご夫妻とご一緒で草津音楽祭を楽しむ目的。
今年はリヒャルト・シュトラウス生誕150年、彼と同時代のマーラー、その他ドボルザーク、ラヴェル、シューマン、東京でのコンサートでは聴けないようなめずらしく多様な曲目が披露された。
オープニングの日はポーランドの名指揮者アントニ・ヴィットがご当地オーケストラ群馬交響楽団からすごい音色を引出し、感動の渦に包まれた。
開会の挨拶に現れた音楽祭事務局長の井坂紘氏、マーラーとシュトラウスの友人関係やロマン派最後の巨匠であるシュトラウスの膨大な作曲にまつわるエピソードなどを雄弁に語られ、この類まれなる世界的レコードプロデユーサーがたずさわっているからこそ、毎回新鮮味あふれるプログラムを満喫させてもらえるのだということをつくづくと感じた。
二日目もウイーンで今一番嘱望されている若きピアニストクリストファー・ピンターフーバーがシュトラウスのめずらしいソナタやラヴェルのラ・ヴァルスの超絶技巧演奏を聴かせてくれて満足した。
海外では一人旅が多かったが、国内旅行はやはり、お連れがあるのがうれしい。同年齢のわたしたち、ゆうべ、寝つきがわるくて、などと口を開くと、すかさずそう、そう、わたしも、ぼくも、と同じ悩みをうなずきあえる心強さも味わえるのである。
今年の草津は前回に比べて、さわやかで、過ごしやすかったのは幸いだった。
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