コサージュ・ブローチづくり
教会にはバザーのための制作品づくりをする手芸の集まりがある。新聞のカラーページを材料にしたコサージュづくり、という発表があったときは、関心もなく、出かける気はしなかった。
ところが婦人会が開かれて、その作品が一個3百円で売り出されたとき、材料と値段からはとても想像できないほどの、きれいな出来栄えに驚いて、すぐに二個、購入した。
しかも、このコサージュづくりにハマッテしまったひとが沢山いると聞かされ、一体どうやってつくるのだろう、と興味もわいてきた。
好評につき、アンコール制作をします、という発表があったのを幸い、この集いに初めて出かけ、三時間で二個つくったのがこの写真。
二つ折りにした大、中、小の正方形の新聞紙を折り紙のように折り、梅の形に切り抜き、ボンドで張り合わせる、ノリがかわかぬうちに、切込みを入れ、花びらの一つ一つを太めの編み棒に巻き、しわ押しをして花の中央をへこませ、それを花びらが互い違いになるよう、重ね合わせてノリづけする。花芯は、細長い長方形の二つ折りをやはりノリづけし、一ミリくらいの感覚で切込みを入れ、丸めてノリづけ、それを花の真ん中に置き強力ボンドづけ、あとはうしろにピンづけして、透明なラッカーをかけ、かわかせば出来上がり。
制作上一番の難所は、しわ押しのところ、編み棒をしっかり押さえながら、親指の先で力をこめてしわを寄せるので、親指の先が痛くなってくる。ベテランのひとに訊くと、これも慣れで、最初はどうしても緊張して力をこめてしまうので、そうなるのだとか。
このコサージュ・ブローチは軽いので、夏のうすもののドレスにも飾りやすい。うっかりつけたまま洗濯しちゃったけど、大丈夫だったわ、と言っているひともいた。
倹約好きの女性にはもってこいのクラフト、腕を競うというような稽古ごととは違うので、作りながら、話もはずむ。こういう集まりは、高齢者にとって、よい楽しみになるなとつくづく感じた。
一時期非常に流行ったクラフトだということがネット検索でわかった。「新聞紙でつくるコサージュ」、で検索すると作り方、型紙、youtubeでの実演まで出てくる。
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私もこのコサージュを十年くらい前に教えて頂き、高校の文化祭で同窓会のお部屋で講習会をして、子供達やお年寄りに教えたり、バザーで売った事がありました。教えて頂いた時に、包装紙を使ったので、お菓子屋やデパートの物を取って置いて、色々な色の物を作ったのを思い出しました。その時は、爪楊枝と竹ひごを使って巻きました。 教えて下さった方はもう亡くなってしまいましたが、いい思い出です。 こう言うクラフトは伝えたいですね!!
投稿: れいこ | 2014年7月29日 (火) 18時11分
れいこさん
包装紙だとどういう感じになるのでしょう。
ともかく新聞紙は丈夫でしかもほどほどにやわらかく、このクラフトに適していると思います。新聞を読みながら、カラーのページを探し、切り取ってとっておいたものがふえていますが、この暑さでこまかいことをする気が起きず、無為に過ごしております。
投稿: cannella | 2014年7月31日 (木) 09時36分