『魅惑のイタリア大紀行』
日曜朝刊の一ページ全面を使って宣伝するテレビ番組の広告に目が点!!
魅惑のイタリア大紀行、歴史作家、塩野七生さんと俳優向井理が探るルネサンス。
これは必見、と早速録画予約をする。
塩野さんは同年代だが、この二枚の写真、なんと、なんと、大変身を遂げたかのように若作り、おしゃれでは定評のある彼女、メガネも二種類いかにも高価そう、派手なプリント柄のジャケット、真紅のブラウス、これって、やっぱり、アルマーニだろうか。
俳優の向井くん、顔よし、スタイルよし、声よしの三拍子、クイズ番組でも好成績を誇る知性派、このところ旅番組出演多く、そつなくこなしている。
楽しみ~っつと、録画再生し、コマーシャルを早送り、すっとばし、さて本編。
フィレンツェの通りを歩いてくる二人に、仰天、あれまあ~、なんとアンバランスな・・・
向井くんは小顔の八頭身、182センチだそうだけど、スゴ~く背高のっぽに見える。
そして塩野さんはその肩までも届かぬ小柄なのである。しかも大写しになると、やはり正視がつらい。背中も少しまるくなっていて、後姿に老いが漂っている。
酷だなあ、と思ってしまった。
塩野さんは美男好み、たしかゲーリー・クーパーの大フアン。彼も大層大柄だったけど、顔は面長美男、この日の相棒、小顔美男をどう思っているのだろうか。
ウフィッツィーへの道、バルジェッロの階段、サンミニアートの丘、どこも歩かなければならない。二人の珍道中は続く。
ホテルで座ってようやく違和感うすらぎ、彼女の語りが冴える。でも心なしか声も迫力なく、発音しにくそう。歯のかみ合わせの具合なのだろうか。
話しながら、手を動かすのがくせでいらっしゃるようだ。その指に高価そうな大ぶりの指輪が光る。
こんなに容姿の細部があらわになることがわかっていても出演なさるこの番組、ご自分の役目の使命感なのか、自己顕示欲なのか、この番組にはあなたでなければ、と請われることもこの年齢では大変だな、と感情移入してしまう。
でも次のヴェネチア、ローマがまたまた楽しみという、好奇心と野次馬根性丸出しの、わたしみたいな視聴者、これこそが番組の狙いなのだろう。
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我が家も夫が録画しています。
向井クンはやっぱり知性派ですね。
女性の美人レポーターで「すごーい!」「かわいーい」というコメントを
連発して、少々いらいらすることもありますが、真剣に塩野さんと対峙して
会話を交わすところがいいですね~。
塩野さんもろれつが回らなくなっていらっしゃいますね。少々痛々しく感じ
ました。でも今でも必要とされている方でしょうね。
向井クンはオランダでのレポートもしていましたが、モデル出身とあって
そのファッションも見ものです。自己主張が気にならないほどの着こなしに
拍手です。
投稿: ちゃぐまま | 2014年6月15日 (日) 15時56分
ちゃぐままさん
目下大旅行中でいらっしゃるのでは?
コメントありがとうございます。
ご無事に戻られますように。
投稿: cannella | 2014年6月16日 (月) 20時41分
I really take advantage of the approach you’re posting keep up the great content… Nothing like an excellent read along with wonderful details… Thank you!
投稿: Harley | 2014年7月 7日 (月) 19時56分
Dear Mr.or Ms. Harley,
I appreciate your kind comment.
投稿: cannella | 2014年7月 8日 (火) 09時45分