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2014年6月 4日 (水)

続、晴れのち曇り

電話の声の主は落ち着いていて、夫の意識は戻っているというので、少し安堵した。医師の診察を受けたほうがいいということで、かかったことのある近くの病院名を告げる。救急で搬送する病院が決まってから、もう一度電話をくれることになり、それまでに着替えと保険書、常備薬など用意しておいてほしいと言われ、受話器をおく。
腰の危ういわたしひとりでは心もとない。すぐ娘と息子の携帯に電話する。娘のほうは通じなかったが、意外にも息子がすぐ出たので、いま、どこ?と訊くと、家のまえだよ、と言われ、ほっとした。

スーツケースを持って二階に上がる。保険書や常備薬はすぐ見つかったが着替えのあり場所が定かではない。以前の家では彼の何がどこにあるかすべて熟知していたのに、引越後は片づけを本人に任せ、それをチェックするまでに至っていなかったのだ。引出しをあちこち探る、中腰作業が腰にひびく。やはり普段から、お互いの部屋の状況を知っておくべきだと、反省する。娘からの電話、パパが倒れたというと、えええ~っつ、と悲痛な叫び。シングルマザーとなって17年、彼女にとって父親がどれほど大切な存在なのかあらためて感じた。

息子が手配してくれたタクシーに乗って、奥澤の病院に行く。救急車はもう着いていた。
診察室から夫の声が聞こえた。とてもよく通る声なので、体調がすぐ判断できる。あの声音なら、大丈夫。
検査、検査で一時間近く、室外の廊下で待つ。ようやく中に入れたとき、背後から、娘の声が・・食事もしないで駆けつけてきたらしい。

心電図や、脳のCT、血液検査の結果がすべて出ていて、危険信号はなにもない、とのこと。但し、このまま帰宅してまた意識もうろうというような症状が出ないとも限らないので、一晩だけ入院し、明日、もう一度脳検査のチェックをしてからの退院をすすめられた。
夫のほうはすぐにでも帰りたい様子だったが、階段をふみはずしたり、夜半のトイレで転倒したりという状況が容易に目に浮かぶので、医師のすすめに従うよう説得、病室まで送り届けた。
深夜の大部屋、カーテンがなぜか開いたままなので、病人たちが雑魚寝しているみたいな凄惨な絵図、希望したD病院もT病院もダメだったということは、今の時期いかに病室が空いていないかを物語っている。
パパはあんなところで眠れるかしら、と娘が心配したが、大丈夫なのだ、あのひとは。どんなところでも熟睡できる特技を持っている。

自分ではまともなつもりでも、身体のどこかが調和を失ってしまい、事故めいたことが起きる高齢者のわたしたち、この事件で、いつもの自分に戻れるうちに、それなりの覚悟をもつ生活に変えていかなければ、と痛感した。

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コメント

今朝ほどはお騒がせしまして...兎に角、大事でなく何よりでした。
それでも、お宅さんはご子息やお嬢様が近所にいらっしゃるので羨ましいですよ。
まあ、お互いに気を付けましょう....

Massyさま
お気遣いありがとうございました。
病院の看護師さんに、若く見えると言われて喜んでおりますが、そんな場合じゃない、精密検査を受けるべきだと、せっついております。

大変でしたね。ドキドキしながら読んでいました。その後ご主人様はいかがでしょうか。

うちの両親も80を超え、それぞれ病気をして今までと同じではなくなりましたが、何とか普通に暮らしています。それも同居している姉のおかげなのですが、それはそれでお互いにストレスの元になり、時々爆発。なるべく頻繁に訪ねて風を入れるように努力はしていますが、それぞれの苦労がわかるので何とも言えません。両親の本音もなかなか聞き出せないのもジレンマです。生きている限り、毎日小さな喜びがあるように、せめてもの親孝行をしたいとは思っていますが。。。

とにかくお二人ともどうぞお大事に。cannellaさんの心労も腰痛も心配ですよ。

へこたんさま
読んでいてくださったのですね。ありがとうございます。ご両親のお気持ちもあなたのお気持ちも感情移入できるほどよくわかります。
なんとか最後のときまで、自分のことは自分でと願っていますが、本当に老夫婦、助け合いながらの毎日です。

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