この一週間
火曜日、美男の美声を聴きたいという、同じ思いのY子さんとメトロポリタンオペラライブビューイング『ウェルテル』を観に東劇へ。ヨナス・カウフマン、ドイツ出身、超人気のテノール、ゲーテの名作の主人公になりきって、これ以上ないくらいの好演。youtubeでほかの曲を聴いたときはいささか線が細い感じかと思ったが、第三幕「春風よ、なぜ私をめざめさせるのか」のアリア、高音もよくひびき、切なさきわめて歌いあげる世にも美しいメロディ、圧巻だった。ミラノ生活が長かったオペラ通のA子さんに話したら、翌日すぐ出かけたというTELあって、滅多にない聴きものだったと共感してくれた。
クラス会の返事がようやく半分ほど戻ってきた。十名の出席獲得。欠席者は目下それを上回っている。ご主人の様子が気になるという理由が沢山あった。
夫の小学校のクラス会も同じ日、返事はまだ二通、出席もまだ幹事入れて四名だけとか。八十一歳はこんなもんさ、と平然としている。
水、木、金、めずらしく出かけず、刺し子についての解説文と写真付きの資料を作成。
英語で刺し方をわかりやすく説明するのに、四苦八苦かと思ったが、ネットのサイトからよさそうな文をもらってきて、なんとかそれらしく仕上げた。
昔は図書館に出かけたり、辞書ひきまくったりして文章作り大変だったが、いまはこういう芸当ができる。
科学系の論文騒動もこういうことがたやすくできる世の中だから起きるのかも、と思った。
実家に電話したら、義姉が心筋梗塞で二週間も入院し、退院したばかりだと知った。七十過ぎまで病気一つしたことのない優等生だったのだ。わたしも心臓に警戒警報が出たばかりだから、どんなであったか想像できたけれど、お互い八十を超えるのは難儀なことだと痛感する。
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こんにちは。
私も、METライブブューイングで、「ウェルテル」を鑑賞してきましたので、楽しく読ませていただきました。
破滅的な恋に向かって歌うウェルテルのアリアは限りなくロマンチックで、シャルロットだけでなく観客をも陶酔的に酔わせてしまうものがあり、ウェルテルのロマンの世界に浸っていました。
私も「ウェルテル」の音楽の特徴や感想などを書いてみましたので、、ご意見、ご感想などコメントしてくださると感謝致します。
投稿: dezire | 2014年4月24日 (木) 12時03分
desireさま
コメントありがとうございます。プロのような詳細をきわめた美しいブログ、感じ入りました。「これぞMETといえるレベルの高い新演出の舞台映像」、という評価のお言葉、同感です。
わたくしとしては、シャルロッテがちょっと魅力不足、むしろ妹役ソフィーの歌手の歌唱にも容姿にも魅せられるものがありました。
投稿: cannella | 2014年4月27日 (日) 10時09分