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2013年10月23日 (水)

CWAJ PRINT SHOW 神戸展

神戸外国倶楽部はちょっと広めの個人の屋敷のような外観だったが、建物内部は、左手にカフェのコーナー、ダイニングルームが仕切られた内部にあって、正面にギャラリーに十分なスペースが広がっており、東京の版画展がそのまま見事に再現されていた。

再現と一口に言うのは簡単だが、ここまでにこぎつけるのに、どれほど多くのメンバーの努力があったか、計り知れない。188もの作品の移動、ディスプレーに関する段取り、受け入れ側との打ち合わせ、東京展と同じような効果を生むための工夫など、数え切れぬ難問を切り抜けての三度目の神戸展実現、一時は存続さえ危ぶまれた、ボランティア団体が法人化を可能にし、発展しつづけていることの意義を思わずにはいられなかった。

およそ四十年まえ、アメリカに四年暮らしたとき、主婦の単純な家庭生活が英語を使うことで一変した。スーパーのレジの列に並びながら、前のひとがどのような英語を話すか、聴き耳を立て、巨大なオーブンを使いこなす料理の出来具合に一喜一憂し、初めて耳にするe.e.cominngsの詩に、英文科の授業では決して持てなかった感動を味わっていた。
主婦の仕事の創造性は限りなくある。
帰国してこういう体験を活かせる自己実現が可能になったのが、CWAJという国際婦人クラブ活動だった。
最初の大仕事は英語圏の国に駐在が決まった家庭の主婦をサポートするプログラムの責任者、四十人という定員が集まるかどうか、神経をすりへらしながら、広報に努力したものだ。

今回の神戸展、プロの美術展企画にかかわる人々も訪れていて、よくボランティアでこれほどのことができたものだと、大層感じ入ってくれたらしい。
裏方の仕事は結構忙しく、朝10時から午後7時まで、持ち場をゆっくり離れることもできぬほどではあったが、メンバー同士の親交が深まるという楽しみを味わうことができた。

終了後の会食では、住吉地区の元豪邸だったというレストランで、美食に舌鼓を打ちながら、おしゃべりに花が咲いた。隣席のひとはメロンパンまで自宅で焼くという料理人、そのまえに座ったメンバー、六年ロンドンに暮らしたそうで、日本のパンはお菓子みたいでパンじゃない、と声をあげ、わたしも賛同した。その朝のホテルの朝食もパンの種類は多かったが、もちもちの食感、バターたっぷりのものばかりだった。もっとパンとは本来どういう味でなければならないかを研究してほしいのよ、という意見に、ほんと、そう、とうなずきながら、メンバーのだれもが仕事もエキスパートだが、主婦業もそれを上回る腕の持ち主なのだと、つくづくと感じたのだった。

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文化・芸術」カテゴリの記事

コメント

4年間米国生活をされたお話を聞きたいと思います。
時々、そんな話題をブログに載せてください。
沢山のエピソードや。日常のことなど。
cannellaさんのお孫さんもきっと知りたいと思われているでしょうね。

ちゃぐままさん
興味を持ってくださってうれしいです。
でも、もう古い、古い情報です。
娘や孫も今を生きることで忙しく、わたしの過去に興味を持つほどのひまがなさそうです。

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