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2013年9月17日 (火)

ストレーザ音楽祭2013

音楽祭はすでに7月半ばから始まっていて、三部から成り、第一部のジャズコンサート及び、瞑想をテーマにした第二部が終了、本格的なクラシックのコンサート、題名が『大地と空の狭間』の初日。
会場はコンサートホールというよりは町の公民館みたいな建物、そのまえの車の駐車場のところで、見たことがある人物がパンをかじっていた。あれ?あのひと、そう、きょう、メインのピアニスト、ファジル・サイ。後ろに楽団員らしい集団もいてやはり立ち食いしている。139


Fazilsay041


服装はカジュアルで、と言われていたので、フォーマルは持ってこなかったのだが、聴衆のなかにはスカラ座の初日みたいな肩まるだしのロングスカートもちらほら。

チケットの手配やホテルの紹介など、メールのやりとりで、お世話になっていた、ミレーナさんと対面、メールから判断して、バリバリのキャリア、を想像していたら、違った。四十代くらいだろうか、小柄で華奢な美しいひと。英、仏、独を話し、事務局の代表的なひと、であるらしい。日本からのおみやげを手渡し、六日分のチケット受け取る。130


その日の席は前から六番目の真ん中、まわりはストレーザの名士らしいひとばかりで、少々気おくれしてしまう。
 
オーケストラ演奏はスメタナ、ブリテン、ドビユッシー。あちこちの音楽祭で演奏しているベテランオケのようではあったが、コンセルトヘボウを聴いてきたばかりなので、このホールの音響のせいもあるのかもしれないが、ちょっと不満。呼び物のファジル・サイ、彼の作曲の『水』というタイトルの交響曲、波の音や虫の声など擬音入り、彼得意のピアノの弦を使ってギター化してしまう技入り大サービス、ではあったが、どうもトルコの海のようで、これも聴きほれるほどではなかった。このひと、才がありすぎてもてあましているみたい。あまりいろいろなことをやりすぎて、ひとつのことの完成度が薄くなっているのでは、と思われてくる。
アンコールに弾いた、ガーシュインのサマータイムの変奏曲は、ピアノが自由自在に鳴りはじめたといったド迫力演奏、これを聴いただけで来たかいがあったと思うほどだった。

三夜続いた、教会でのベートーベンの晩年の弦楽四重奏七曲、これは期待通り、聴きごたえがした。とりわけ二夜目のプロメテオという名のイタリア男性同世代の四人、バランスといい、音色といい、最高で、感動した。それにしてもベートーベンの苦悩がこもったこの晩年のクヮルテットと荘厳な教会の雰囲気、ぴったり、いかにもイタリアらしい企画だとその発想力に感嘆する。100
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コメント

6日分のチケット、音楽三昧ですね。
毎回会場が違うんですか?
写真をクリックして大きくして楽しんでいます。

教会での演奏はいいですよね~。
経験は少ないけど、音楽が教会から始まったのが
よくわかります。
演奏家が、はるばる日本からこの日のために来たことを
知ったら、どんなに感激されることでしょうね。

ちゃぐままさん
初日がパラッツオ・デイ・コングレッシという公民館のようなコンサートホールでオーケストラ演奏、次に教会でのクヮルテットが三夜、もう一度オーケストラ演奏が同じホールであって、ステイ最後がいずれブログに書きますが、ヴォゴーニャのヴィスコンティ城です。

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