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2013年9月27日 (金)

ヴォゴーニャ、ヴィスコンティ城での野外コンサート

海外旅行は通常十日が限度で、里ごころが付いてくる。
今回は周囲がカップルや家族や団体が圧倒的に多く、独りでいることの緊張感もずっと強かった。そのせいだろう。最後のヴィスコンティ城でのコンサート、車でおよそ三十分、連れが見つからないとすると、ひとりでタクシー手配、帰りの時間のこともあるし、翌日は朝の列車でミラノに発つので、いっそのことキャンセルしようかという気持ちになってきた。
自立心が萎えかけているのも、高齢のゆえだろうか。
三日前、ミレーナさんにTELしてみると、思いがけない返事をもらった。スタッフの車に同乗してください、というもの。無料だというのである。
こういうときの、現地での若いひとたちの思いやりはうれしい。ありがたく好意を受けることにした。

コンサート開始は午後八時だが、音楽祭事務局へ六時少しまえに行く。あの音符のついたチョコケーキをおみやげに。こんなおいしいケーキどこで買ったの?と皆に訊かれた。現地のひとも知らない情報があるのだろうか。

ミレーナさんはこの日は欠席、マルタさんとパトリッツイアさんとで出掛ける。ドライブの道すがらの景色が素晴らしい。湖畔の町をいくつか通り抜け、ピエモンテの深い緑の山々を見ながら、英語とイタリア語混じりの会話をしつつ、およそ三十分、ヴォゴーニャというひなびた山村に到着。143


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マルタさんたちは早速の準備に忙しいので、わたしひとりバールレストランで軽食を。ディナーは7時半から、着いたのが六時半、仕方がないので、オリーブとクロディーノでアペルティーボしながら、ハムチーズのトーストサンドをほおばる。142


お城にしてはこじんまり、でも石段を上るにつれ、のどかで広々とした眺めが目を奪う。屋上のような場所での野外コンサートはザルツブルグ、ヴェンタス・クインテット。フルート、オーボエ、クラリネット、フレンチホルン、そしてファゴット奏者五人。こんな辺鄙なところにひとが来るのだろうか、と思ったが、結構席が埋まった。ハイドンで始まり、ピアソラなどを含む二十世紀の作曲家の作品が多かったが、なんとものびやかでゆったりした豊かな音色、人類最初の楽器とも言われる笛の音、この情景にぴったりフィット。これを考えだした音楽祭関係者の発想、感嘆に値する。152


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音楽祭はこのあとも一週間、ベッラ島やマードレ島などを会場にする。これからが聴きものなのよ、もっと滞在なさればよかったのに、とマルタさんたちに言われたけれど、わたしにはきょうが限界、十分に満足、悔いはなかった。

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コメント

なかなか行かれない旅行記ありがとうございました。
最後の「ばあば」様のお写真、(著者近影?)初めて拝見しましたが、長年の想像にたがわず、センスの良いシックな装い、そして知的な美しいお顔でした。

中田さま
何よりのお言葉いただきました。ありがとうございました。これからの励みにします。

初めてcannellaさんに「お会いして」、とってもとっても嬉しくなりました。

「えーーーっ、こんなにお若いの???」と、ちょっと引いてしまいました。
以前出版された本の、「ばぁばの一人旅」のタイトルが先入観をいだかせて
いましたし、それに確実に私よりも年上だということもあり、つい・・・。
cannellaさんには、「ばぁば」は禁句ですよー!

周りの緑とマッチした装いにcannellaさんの品格が匂ってきます。
この調子なら、まだまだ一人旅はずーっと続けられますね。
ヴィスコンティ城の情報よりも、こちらの方が心に残りましたo(^-^)o 

今度の旅は、お友達と一緒、という計画ではなかったんですね。

思いがけずご尊顔を拝することができ感激です。
思った通りの素晴らしいcannellaさまでした。
ブログを拝見する楽しみが増えました。

ちゃぐままさま、Tacchanさま
「ご尊顔」とはほど遠い実像ですが、まだ間に合ううちに、と思い立ちまして・・・
ずっと拙ブログお読みいただき、感謝しております。

お久しぶりです!ブログはたびたびチェックしているのですが、無事にお帰りになって本当にほっとしました(笑い)。そしてイキイキとした旅の様子と素敵なお写真を一緒に楽しませていただいております。

Cannellaさんと初めて出会った頃の年代に私もなっていると思いますが、本当にお変わりなく、ちゃぐままさまのおっしゃっているように、私も「ばぁば」にはずっと違和感を持っていたんですよ。でも小さいお子さんには呼びやすい名前で今や定着しているので、素敵な「ばぁば」が世の中にいっぱいいますよね。本当にCannellaさんはあの頃とお変わりありませんことに驚きます。2年くらいお目にかかっていませんが、自由が丘でお食事を久しぶりにした時も若々しくてびっくりしたんですよ。やっぱり尽きることのない好奇心と向上心、向学心は人の若さを保つものですね。見習いたいです。

旅の疲れはだいぶ癒えましたか?お大事に、そしてお元気でいてくださいね。またお目にかかれるのを心待ちにしています。

へこたんさん
読んでくださっていたのですね。うれしいです。
元気そうには見えますが、中身はよれよれです。
このあと、失敗談を書くところです。

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