二転三転
「あれ~っ、こんなステキなホテルもあったんだ!」
念のためにとマッジョーレ湖、ペスカトーレ島のサイトをひらいて宿泊場所を検索しているときに、これこそ、泊りたいホテルというのを見つけてしまった。
ウエディングのレセプションなども開かれる規模のホテルなのに、豪華絢爛というのではなく、ゆったりとくつろげるおしゃれなインテリアの室内、レストランの料理の味も定評があるようだし、何よりも目を引いたのはホテルが専用の送迎ボートを所有していて、20分ごとに無料の送迎をするというサービス。
すでに予約していたホテルは、実はB&Bのような規模のプチホテルとわかり、ヴィラ・トスカニーニという名前に目がくらんでいた自分に、思い込みがはげしい性分がまた出てしまっていたのだと笑いたくなってしまった。
まだ間に合ってよかった、あと一室という予約を、Bookinng.comを通して済ませ、キャンセルの方は電話で依頼、メールの確認をもらう。
音楽祭の事務局窓口の女性とメールをやり取りするうちに懇意になり、この事を話したら、多数の演奏家が宿泊するストレーザのホテルを紹介するから連泊したら、とすすめてくれる。と、いうのもわたしの最後のステイの日、ヴィスコンティ家の居城だったところでコンサートがあるのだが、それが30キロほど離れたところであるので、その日は島ではなく本土にいたほうがいい、という配慮からであった。
四つ星なのに二食つきで175ユーロ、それも経験したくなって、結局、島のホテル四泊、そのストレーザの四つ星三泊に決定。
英語のメールのやりとりは双方母国語ではないので、どれほど言いたいことを整理して伝えられるかの能力が、あらわになる。この窓口の女性は実に誠意があり、適確な判断ができるひとで、この出会いひとつで、今回の旅の行く手に光が射してきたのであった。
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自分の旅ではないけれど、記事を読むだけでわくわくして
きました。
自分で交渉したり、手配したり、旅の始まりはここからですよね。
行く前の窓口の対応も感触もよくて、きっと楽しい旅になりますね。
こんな風に計画を進めていくのだなととても参考になります。
もう旅は始まったようなもの、ときどき当方にも楽しませてくださいね。
くれぐれもお体に気をつけてください。
投稿: ちゃぐまま | 2013年4月27日 (土) 00時12分
とてもいい選択をなさったと思います。宿泊を伴う夏の音楽祭は3箇所ほど経験しましたが、帰りのアクセスがしっかりしていないと、音楽に浸れません。島と本土と、それぞれの利点を活かして、素晴らしい旅になりそうですね。
投稿: kikuko | 2013年4月27日 (土) 09時42分
ちゃぐままさん
お心のこもったコメントありがとうございます。
ホテル選びは本当に大変。こだわりの多い性分なので、いい加減でという妥協がしにくく、苦労しています。
ホテルサイトだけに頼らず、現地のサイトも検索し、照らし合わせて決めることが大事なようですね。
投稿: cannella | 2013年4月27日 (土) 23時05分
kikukoさま
旅名人にそう言っていただくと、励まされます。
久しぶりのミラノ・チェントラーレからの列車利用、いただいたホームの地図、頼りにさせていただきます。
投稿: cannella | 2013年4月27日 (土) 23時11分
ばぁば様、よかったですね!
ホテル選びは、とにかくリサーチが大変ですよね。
ようやく決めても、本当にここでよかったのかしら?と心配になり、
また違うサイトを開いて口コミを見てみたりして(^-^;
今回、ようやく落ち着いたようで、安心しました。
そういえば、私もばぁば様のブログを拝見して、間際にホテルを変えたんだった!
と、懐かしく思い出しました。
今から自分のことのように、楽しみです!
投稿: のん | 2013年4月27日 (土) 23時51分
のんさま
ご理解ありがとうございます。
アムスはまたあのホテルです。
コンセルトヘボウは夏もプログラムがあることがわかったので、これからチケットゲットです。
投稿: cannella | 2013年4月29日 (月) 07時08分