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2013年3月18日 (月)

現場検証アゲイン

転んだあと、肩の痛みも軽くなり、擦過傷もカサブタになってきたので、三日後、買い物に出かけた。ついでにどうしても検分しておきたい場所を通った。ちょうど可燃ゴミ回収日、あの場所のネットがどうなっているか、それを見ておきたかったのだ。

最近、付近にカラスがいなくなっている。もうネットなど、必要ないのではないかと思うぐらいだ。現に、我が家のまえも収集所だが、ネットは使っていない。所属している町会によるのかもしれないが、ネットを使用しなくても不都合を感じたことはない。
我が家から通りひとつ隔てたあの場所一帯を、ゴミ収集後、ネットがどのように扱われているかも、ついでに見てまわった。四箇所ぐらい、どこも電信柱の釘にぶらさがっていたり、低い塀にかけてあったり、駐車場のすみにたたんであったり、配慮がゆきとどいているところばかりだ。それなのに、あの場所、思ったとおり、あのときと同じ、生垣のそば、歩行者が通る範囲内なのに、丸めて放ってあった。これは、もぉ~っつ、黙っていられない。

その家のベルを押す。女性の声が応えた。「ご近所の者ですけど」と言うと、やがて、ドアが開き、わたしと同年輩か、と思われる、厳しい表情の高齢者があらわれた。
わたしは手のひらと顔の傷を指差し、転んだ事を話した。「また同じようにつまづくひとが出るかもしれないので、せめて隅のほうに片寄せていただけませんか」と声の調子をおさえて頼んでみた。
そのひとは激しい調子で「あれは町会が決めてやったことで、うちは関係ないです。町会の当番はまえのお宅で、うちのせいじゃないですから」
「でもゴミの収集場所はお宅の前ですよね。お宅もゴミは出されるのでしょう。一般にはその家のひとが気配りされているようですけれど」
「ともかくうちは関係ないですから」ドアが閉まった。

夫に話すと、彼は目をむいて吐息をついた。「執念ぶかいんだなあ~。そういう相手に何を言ってもむなしいだけだよ」

それから二日経ってまた買い物に出たとき、もう一度あの場所を通った。あいかわらずネットはたたんでなかったけれど、生垣の下、脇の方に片寄せてあった。

事故―警告―反省―検証―もう一つの警告―安堵という経過のできごとであった。

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コメント

気になっていました。ネットの件。

う・・・ん、「改善」することが目的なのに、「気持ちよく」はすすまないんですね~。
それが世の中と思ってしまうのも悲しい限りです。
ご主人様の「・・・そういう相手に何を言ってもむなしいだけだよ」という場面には
よく出くわします。

「ともかくうちは関係ないですから』と言い切られてしまうと、そのあとが続きません
よね。
こういうところで、次につながるフォローがあると、世の中どんなに住みやすくなる
でしょう。少し脇によけてあったということがせめてもの慰めです。
気持ちよい街づくりは、住む人の心身のグレイドアップにもなるはずですが。

ちゃぐままさん
関心をよせてくださってありがとうございます。一軒家が多い住宅地でその主がだんだんと高齢者が多くなってきた、この一帯、身体の問題をかかえているひと、日々生きているのがやっとというひと、わたしだっていつそういう状態になるかわかりませんが、そういうひとたちにほかのひとのことも考えてと要求するのがむずかしくなってきていることをつくづく感じるこのごろです。

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