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2013年1月 4日 (金)

ごまめの話

今年は、正月料理のなかでとりわけ、ごまめ、すなわち田作りを味わい深く食べた。
なぜ、このカタクチイワシの干したものをごまめ、田作りなどと名づけたのだろう、とネットで調べてみたら、これは昔お米の高級肥料だったのだそうで、それで田作りと呼び、ごまめとは五万米と書き、豊作を祈願したのだとか。
なるほど、言われてみれば、これは実に滋養たっぷりの食べものである。

昨年二十八日に、築地にこれを買いに行った。最初は共和会のビルで確かめ、値段も五百円くらいだな、と覚えて、やはり市場のほうも見てみようと思い立ち、交差点を渡った。二十八日だとまだそれほどの混みようではない。以前二十九日に来たとき押すな押すなの混雑だったっけ。一日違いでこんなに違うのだな、と思いながら、乾物ばかり売っている店に来たら、量が少し多めとは見えたが、ごまめは七百円もするのである。
高いわね、これ、と威勢のいいオジサンに言ったら、奥さん、よく見てよ、これ、しっかり頭がついてるでしょ、安いのは頭ぐらぐらなんだよ、正月から頭がなかったりしたら、縁起が悪いでしょうが。
ふう~ん、わたしは納得した。よし、これもらうわ。
こういうおしゃべりができるところが、築地で、ちょっとイタリアのメルカートのオジサンたちに似ているのである。

さて大晦日に料理する段になって、ちょっと迷った。料理の本には頭をとるとかハラワタをとるとか書いてあるのが多い。でもね、この頭で買うのを決めたのに。
そこで義姉に電話した。実兄はことのほかこのごまめを好み、義姉はしっかり実家のわたしの母の味を継いで、今や名人なのである。
いいえ、頭もハラワタも取りません。そのままです。あのほろ苦いところがいいんですもの。

よくぞ、よくぞ、言ってくださった。おかげで面倒くさいことしないで、迷わず、そのまま。
オーブンの天板に並べ、150度で12分からいり。みりん、醤油大さじ4つづを大きめフライパンに沸騰させごまめ加えてからませ、白ゴマふりかける。好みで赤とうがらしの小口ぎりも。
七草までと、わたしはカリカリボリボリまだ毎日食べている。

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コメント

明けましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。

田作りの名の由来、初めて知りました。
こちらではごまめと呼びますが、本では田作りで出ているのが
何とも不思議な感じでした。
納得、納得です。

オーブンを使った料理法はよさそうですね。
フライパンを使うので、あと少しと思いながら若干焦がしてしまいました。
来年はオーブンか、電子レンジを使おうかと思っています。
NHKで電子レンジを使っていたから。
でもレンジはちょっと不安な気もします。やっぱり焼かなくては・・・。

ちゃぐままさん
こちらこそ、今年もよろしくお願いいたします。
オーブンお薦めです。これ、有元葉子さんのレシピですが、とても平均して焼け、見事なごまめとなります。

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