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2012年10月 9日 (火)

秋くれば

相継ぐ訃報である。
おとといが夫の父方の伯母99歳、昨日が夫の母方の叔母95歳、そしてきょうは夫が現役だったとき、一番お世話になった上司85歳。
「いよいよ次の世代の番になりそうだな」検査入院の結果がよくなかった夫がつぶやく。
そうは言っても今週も来週も再来週もゴルフやマージャンの誘いが夫の状態を知っていても入ってきて、出かける予定にしている。仲間がみんな同病なのである。
糖尿か前立腺、あるいはその両方、またはすでに転移したガンを抱えている人もいる。

「Sみたいにならないようにしなきゃな」
S氏はマージャン仲間の難病だったひとで、プレイ中に倒れたのだそうだ。自宅に連絡しても奥さまは留守、結局、残りの三人のうち、一番元気だった夫がつきそって救急車で病院へ。六時間ついていたという。ケイタイが今ほど普及していなかった頃らしい。それでも奥さまには連絡がつかず、所持品の手帳に書かれてあった電話でようやく、義兄というひとをつきとめ、あとを任せることができたのだそうだ。

今はケイタイがあるからといって、大丈夫とは言えない。本人が持っていくのを忘れたり、持っていっても充電していない状態だったりする。それはわたしたちも同じで、マナーモードをオフにするのを忘れて鳴っているのに気づかなかったりもする。
いつ何どきでも、連絡がつくように、心して暮らさなければ。

プロフィールの写真:フィレンツェ、フィエーゾレ

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コメント

左上の写真、時系列的に見て行けばフィレンツェ、フィェゾーレの写真ですよね。
日付が変わると、写真の説明が途切れてしまうので時々残念な時があります。
ツタの色がいかにも秋!それも高台から撮った広がりは、日本では見られない
風景です。
ツタの紅葉は何となく旅情を誘いますね。

『春の祭典』、やっと1巻が終わりました。
ページを開いた途端、「悲しみの森」の章。これが長編小説になる
のを暗示しているようですね。
分冊百科の「ウフィッツィ美術館」「ボッテチェリ」「世界史図録」など5冊を
横に置いての読書だからなかなかはかどりません。
でも時間をかけて読みたいのです。

送っていただいた資料は、なるべく読書終了後に・・・と読まないでいましたが、
1巻が終わったので、ちょっとだけだとパンドラの箱を空けると、素晴らしい文が
飛び込んできて2ページほど読んでしまいました。
やはり時間をかけて読まれたと知り、同じような共感があったのだと、とても
嬉しくなりました。
それにしても、あの論文は出版された本の付録につけられたらよかったのにと
残念に思いました。

たまたま見ていたBS朝日の美術探訪で『ボッテチェリ』があって、しょっぱなから
アルビニーノのアダージョが流れてきて、まさに『春の戴冠』の第1章「悲しみの森」
を連想してしまいました。
華やかなルネサンス、花の都フィレンツェの裏に隠された哀しみですね。

登場人物がまたすごいですね。
ルネサンスの著名人が日常的に出てきてさすがフィレンツェだと納得しています。
今までは「コジモ」と濁音で発音していたので、「コシモ」が最初ちょっと馴染めま
せんでした。
イタリア語ではどちらが近い発音ですか?

読みたい本が背後に控えていると、朝起きるときに何だかウキウキするところが
好きなんです。

ちゃぐままさん
『春の戴冠』楽しんで読まれているようですね。拙文も参考にしてくださってうれしいです。あれは論文ではなく、同人誌『婦人文芸』88号に載せた原稿です。
著書を出版してから三年後のもので、いずれはその後に書いたものをまとめようかとは思っておりますが、目下はブログに忙しく、のばしのばしの状況です。

ツタのからまる写真は確か「フィエーゾレ」だったと、ここまで戻ってきました。
本中に出てくる「フィエーゾレ」はこんな感じのところなんですね。

「アルビノーニ」をまた「アルビニーノ」と書いていましたね。恥ずかしいァハハ・・(´゚Д゚`;)
いつも「ニーノ」と言ってしまうのです。
こんな時はアルファベットでイメージするといいんですよね。

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