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2012年9月27日 (木)

魚料理を食べながら

入院二日目に検査を終えた夫は、点滴をされながらベッドに横たわっていたが、とても元気そうだった。
脊髄にされた麻酔の注射が痛かっただけで、三十分の検査のあとも苦痛も気分の悪さもなく、平気だったのだそうで、看護師のひとに冗談を言う余裕もあって、安心した。

そこで急遽、近距離の自由が丘で、イタリア語クラスの同級生と夕食を一緒にすることにした。フランス語の通訳をしていたひとで、独身、わたしよりは五歳ぐらい若い。中央口を出て、左手大井町線の踏み切りを越え、暫らく歩いた四つ辻の右、正面にフランス家庭料理の店がオープンしていたので、どお?とさそってみたが、きょうは和食、という希望だったので、そこから四、五軒先の魚料理の店、『川目』に決めた。
ここは五、六年まえに大学のクラスメートたちと来たことがある。大使夫人だったそのうちの一人は、外食の味に一家言あるひとだったが、とても気に入ってまた来たいと言っていたのだった。
レジの人に訊いてみると、店はもう二十余年も続いているという。変遷激しい自由が丘で、この長期間はご立派!
その日の料理いずれもがおいしかった。ワカサギの南蛮漬け、マグロとアジの刺身、米ナスの田楽、ビール一本を分け合いながら、直か箸でつつく。
話はもっぱら、語学のことと、イタリアの旅のこと、互いの話をよく聴いてはうなづき、問いかけ、笑い合い、感想を述べる。
それが心地よいのは互いに得意としているものを尊重する心と、ある程度以上はふみこまないという節度があふれているからだ。
わたしたちの年代になると、身の上が独身であろうが、結婚していようが、そういう個人的な背景には関係なく、同じ時代を共有していて、共通の関心があり、それを語ることに喜びを感じる心を持ち合わせていれば、それで十分よいお付き合いが成立する。
友人ができるのに年齢制限はない。
昔、実母が亡くなる一年まえ、整形外科でめぐりあった女性のことを、ようやく心がぴったり合うひとと会えたのに…こんな最後のころになって、と話していたことを思い出す。

さて〆くくりは焼きおにぎりとナメコのお汁、店を変えてコーヒーなど飲みたかったが、夫がいなくていじけ気味のネコのことが気になったので、再会を約束して九時前に帰宅した。

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コメント

ご主人様、お元気そうで安心しました。結果が良いこと祈ります。

Cannellaさんのお友達とのやり取り、そして亡きお母様の言葉が胸に響きます。
巡り会いってありますよね。素敵なCannellaさんにまた会いたくなってしまいました。
涼しくなったので、お時間がある時またいろいろお話したいな、と思います。
まずはお身体お大事に。私の50肩はかなり良くなり、エプロンの紐を後ろ手でやっと結べるようになりました。もう少しでしょうか。

へこたんさん
お痛みが軽くなってよかったですね。やはりお若いから回復が早いのでしょう。
そう、またお会いしましょう。この『川目』はなかなかいいですよ。
いろいろお話たまっているような気がしております。

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