続 経過観察
三寒四温の日々である。風邪は抜けきれてなくて、まだ咳もあるし、体にけだるさがつきまとっている。
臭覚はどうやら少しずつ戻ってきている。道端のヨモギをちぎって嗅いでみたら、かすかではあるが香りを感じることができた。
ブリッジパートナーの一人から、メールで五月のゲームの誘いがきて、彼女も熱のある風邪をひき、長引いていると書いてあった。
夫が散髪から戻り、いつも担当してくれている若い人がやはり風邪で、夜間咳がひどく、強い薬をのんだあとの薬禍で苦しんでいる、と言っていた。
老いも若きも、ときならぬ風邪にふりまわされているようだ。
国際婦人クラブの月例ランチョン、けだるさを感じつつ、アメリカンクラブへ出かける。同年代の出席者は少ない。でもシェフが変わったのか、今年になってからのランチメニューはとても美味である。グリーンアスパラのスープ、フィレミニヨンのステーキ、付け合せマッシュポテト、トマト、ブロッコリー、どれもぺろりと平らげてしまった。
プログラムはKen Toyamaさんの琵琶の弾き語り。ラフカディオ・ハーンの怪談話を英語で聴かせる。例のノッペラボーの話を笑いもとりながら、巧みに演じる。一瞬英語であることを忘れるくらい、謡いこみが見事で、外国に日本古楽器を紹介する可能性の大きさを実感した。
帰り、疲れがどっと出てきて、中目黒で下車、『東邦マッサージ』にとびこむ。ここは腕がそろっていて、当たり外れがない。薬で胃や肝臓が疲れているのがわかる、などと言われたが、年齢のわりに、回復の反応も早い、ともほめられた。
ようやくだるさがおさまったが、やはり、明後日のバス旅行はキャンセルして正解だったとつくづく思う。
自分のからだが今要求していることへの敏感さだけは、まだ衰えていないようである。
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コメント
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風邪で鼻が駄目なときって、何を食べてもおいしくないですよね。でも、おいしそうなお料理を全部召し上がった由、着実に回復なさっていますね。同じアスパラでも、今のように旬のものは栄養価が高いので、きっとますますお元気になられるでしょう。
言葉とは不思議なもので、理解できない言葉でも、そこにこめられた感情は伝わるのですね。以前コンサートで聴いたオペラのアリアも、イタリア語なんてこれっぽっちもわからない身にも、自然に染み入ってきました。英語で平曲というのも素敵ですね。
投稿: おばさん | 2012年4月20日 (金) 23時30分
おばさんさま
いずれブログに書くつもりですが、今回は着実に回復というわけにいかず、まだダラダラとしております。
母音の多いイタリア語はとりわけオペラのアリアに向いているらしく、イタリア人に言わせるとイタリア語ぐらい素晴らしい言語はない、と大自慢なんです。
投稿: cannella | 2012年4月21日 (土) 19時51分