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2011年11月22日 (火)

歯なしになるまえのはなし

今週いっぱい、食事の際は右側でしか噛めない。
左奥歯が欠けてしまって、仮処置がしてあるからだ。

歯科医に行くまえに、ブリッジのリーグ初試合があった。結果は大敗したのだが、初対面のチームメイトから壮絶な体験を聞いた。
スケートリンクでアイスホッケーの選手に体当たりされ、真っ逆さまにリンクに落ちて、脳挫傷、肋骨骨折十本以上、頚骨損傷の大怪我をし、あの震災の日、訴訟の裁判に勝利したのだが、いまだ脳挫傷があり、仰向けに寝られないので、歯科医にかかれないのだという。

数年ぶりに歯をけずった。高齢者はショックで体調不全になるひともいるらしく、歯科医はかなり気を使って、何度も声をかけてくれた。たしかにガリガリ、キーンは恐怖に近い衝撃を感じる。
あのチームメイトのことを思った。
彼女はよく生還したものだ。ブリッジというゲームは、パートナーとのコミュニケーションで楽しさ半分苦しさ半分ではあるけれども、なにもかも忘れて集中できる稀有な魅力がある。

欠けた歯の残りもひびがいっぱい入っているがとりあえずは三年ぐらいもつ処置をしておくと、いうことだった。この歳でまだ全部自分の歯というのは恵まれてはいるが、歯も老朽化なのである。
二十数年まえ、初めて診察してもらったとき、超ハンサムだった医師も初老のやつれが見える。
元ハンサムドクターに<ありや、ひびだらけだ>なんて言われるのはショックだったが、治療するほうも、されるほうも、老いは容赦なく、おとずれているのである。

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コメント

みよこさまから教えて頂いて、時々読ませていただいています。
72歳でこの行動力は、見習わせて頂かなくてはと、自分に叱咤激励します。
音楽がお好きなのですね!お好きと言うレベルでは無い上級者です。
私は絵画が好きなので、時々あちこちに見に行きます。まだまだ初心者に毛が生えたレベルですが。先日、ひろしま美術館で印象派を堪能しました。その前にベルギーとパリに行ったので、もう少し前の時代から勉強しないとと思い始めました。西洋絵画は、まず聖書の勉強からですね。本当に好きな事ができる年代はこれからと、チャンスを逃がさない様に生きたいと思います。
お手本にさせて頂きます。素敵な生き方をされていらっしゃる先輩方を見ていると、勇気が湧きます。

れいこさま
コメントありがとうございます。
勉強なさろうとする意欲がおありになるのはお若い証拠です。
わたくしなど、近頃、勉強がしんどくてなりません。身体のことに時間がかかりすぎるせいでしょうね。

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