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2011年10月22日 (土)

ある日の外出

シカゴ駐在時代の友人の一周忌、横浜中華街での偲ぶ会に夫と出かける。
久しぶりの外出、夫の足取りが弱々しくなっている。
「せかせか歩かないでくれよ」こちらも転ばないように足を踏みしめスピードはゆるめているつもりなのだけど、やはり歩みには六歳の年の差が出るのか。
「きれいね、この花」通りすがり、ピンクの花の群生を指さしたが、「興味ないね、きれいだと感動する気持が欠落しちゃったんだ」こちらに言われぬ先に自ら弁明。
妖怪人間化なのか。
南北線の急行、日吉行きに乗り、多摩川駅は通過だった東横線の特急に武蔵小杉で追いつき、とりあえず空いていた優先席ひとつに夫を座らせる。菊名で、席があき、隣にすわる。

駅出口からの地図がちょっとわかりにくかったが、夫は迷わず会場までの道を探し当てた。老いても方向感覚だけはまだ大丈夫そう。
アメリカであちこち車で出かけたときも、初めて訪れる街のダウンタウンに迷うことのなかったひとだから。

思ったより大勢の元働きバチの男性群出席。主催者の夫人とはおよそ三十年ぶりの再会。ご主人が闘病中に入信されたので、牧師さんの祈りで始まる。
久しぶりの本格中華料理はおいしかった。前菜の薄切りの牛肉と野菜の和え物を夫にとりわけたら、唐辛子が入ったものだったので、ひどく咳き込む。
外食を楽しむにも、限界が生じてきているな、と思う。

会食中、二度ぐらい夫が喫煙のため席をはずす。隣の牧師夫人にヘビースモーカーですね、と言われてしまう。

元企業戦士たちのスピーチはどれもありきたり、最後の夫人のスピーチが一番心に残った。
「闘病7年の夫でしたが、最後に一時帰宅したとき、わたしと結婚してよい人生だったと言ってくれました。皆様もまだ間に合う内にお連れ合いにその言葉をおっしゃれますように…」


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