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2011年9月18日 (日)

『ゴーストライター』

ロマン・ボランスキーのこの映画をぜひとも見たいと思っていた。ところが残暑のきつさに外出をしぶっているうちに、都内の上映は終了。ああ、どうしよう!
でも、近場にあったのだ。みなとみらいの手前、新高島の109CINEMAS。
朝一番、9:55上映をめざす。4番出口、目の前、雑踏を歩かなくてすむのがいい。
午後から同人誌の会合があるので、ランチも済ますつもりで、ホットドッグとコーラをトレイにのせて、着席。客席は五分の入り。両側が空いているのでゆったり鑑賞できた。

元英国首相の伝記を書いていた人物が不審な死をとげ、伝記完成のためゴーストライターとして採用された男性がたどる不吉にして不運な日々を追う物語。
暗い画面、陰気この上ない、元首相の島の別荘。不気味にして謎だらけの出来事と、一度みたら忘れられないほどのカメラワークのシーンの続出、そしてリフレインの多い、緊張感をただよわせる音楽がまだか、まだか、これからどうなる、と観客の目を釘づけにする。
これって、何かに似ている、そう、ヒッチコックの手法だ!と思ったのはわたしだけではなかった。LAタイムスの評にもその記述があった。
主役のユアン・マクレガーだけでは物足りないが、脇をかためる面々がすごい。元首相にボンド俳優、ビアース・ブロスナン、貫禄、かっこいいのである。
そしてどこかで見たことがある、存在感ずしりの秘書役キム・キャトラル、そう、SEX AND THE CITYのサマンサさん。二人ともまさに新境地を開拓、大成功である。
ああ、そしてラストシーン、何度も出てくる、タイプされた数百枚の原稿、はこのシーンのためのものだったのかと、納得。
目の裏に焼きつく驚愕のエンディング。

四年まえ、トリノの映画博物館で、「ボランスキー特集」をやっていた。吹き抜けの建物のらせん状にのぼる壁ぎわの通路、その壁面一杯にこれまでの彼の傑作の撮影シーンの写真が展示されていた。
『ローズマリーの赤ちゃん』『ドラキュラ』『チャイナタウン』『戦場のピアニスト』その写真がどれほど生き生きと彼の名監督ぶりをつたえているかを胸がふるえるほどに感じながら、全世界がボランスキーを称えているのを知ったのだった。

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コメント

あら、我が家のごく近くまでいらしていたのですね(笑)

最近は暑さというよりも、忙しさを言い訳にして映画を観に行ってませんねぇ…

ともぞ~さん
109Cinemasがお近いとは、うらやましい!
あそこは気に入りました。
やっぱり映画館で、これは、という映画を観るのはいくつになってもいいものです。

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