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2011年8月 3日 (水)

定山渓温泉

今から五十年まえ、大学卒業時に北海道一周旅行をしたとき、通りかかった定山渓はありふれた温泉街という印象しかなかった。
今回札幌から車で一時間余、着いたあと、宿のSグランドホテルに荷物をあずけ、あたりを散策してみると、眼下に水しぶきをあげている渓谷の流れ、まわりの緑深い山々の眺めはなかなか趣き深く、夏のこの時期には客足も少ないせいもあるが、四人の感想は、なかなかいいじゃない、ゆっくり休めそう、で一致した。
途中、喉をうるおすために立ち寄った、『ふる川』という宿のラウンジはクラシック音楽が流れ、民芸調の山小屋風、徹底した和のインテリア、売店の商品の選択もすぐれ、Tシャツなどのデザインもセンスもよく<あなたのふるさとでありたい>というスローガン、皆で顔を見合わせ、ここにすればよかった、と言いあったが、こういう目で見て初めて納得する好感度というのはネットではわからないものなのだ。

Sグランドホテルも老舗だけあって、浴場もよかったし、ハチミツバイキングという20種のハチミツをクラッカーにのせて試食しながら、各種ドリンクサービスしてくれる工夫なども楽しめた。
部屋のテーブルに調理の代表者の出版した本があり、料理には五味、五法、五色をとりいれなくてはならない。目で味わい、口で楽しむのである、とか書いてあるので、さぞやと夕食に期待したのだった。
ところが白味噌が入っているとかいう、ホワイトソース系の鍋にはカラフルな野菜が一杯入っており、色はきれいなのだが、味がくどく、焼き物は輪切りのタマネギに人参や味付けした切り身の魚がのって、クッキングパーパーでくるんで焼いてあるという風変わりな代物、五味、すなわち、甘、辛、酢、塩、苦などの味のとりあわせの妙がなく、刺身のツマも大根ではなく、なにか海草のようなものだったし、きれいでしょ?とか自慢げに出された、茶碗蒸しにはおよそ不似合いな赤のパプリカのみじんが散らしてあるといった具合、最後に期待した味噌汁にはなんと、とろろ昆布が入っていて双方の味を損なっている、ああ、なんなんだ、これ、五味、五法より、五色のみにこだわった奇をてらった創作料理じゃないの、四人ともうんざりで、きれいに平らげた皿は一つもないありさまとなった。

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