峠は越えた
夫の静脈瘤の手術には付き添い無用と言われたので、自宅で待機していたのだが、二時間半後、携帯をならすと、元気な声で応答し、タクシーにも乗らず、上機嫌で帰宅。
痛くもかゆくもない手術でバンソウコウをはがすときだけが唯一痛かったのだそうだ。
点滴と麻酔を担当する看護師さんが常に話しかけるのに、応え、しゃべり続けたらしい。
レーザーのことを、『少年倶楽部』で愛読していた海野十三の殺人光線みたいなものだ、と言ったら、大笑いだったなどという。
こんな楽しい手術の時間は初めてだったって言われたよ、などと自慢している。
自分のことを話すのが大好きなひとなのに、聞き手に不自由している昨今、憂さがはれたひとときでもあったのだろう。
翌日包帯をはがすと、目を覆いたくなるほどの赤紫の傷痕だったが、痛みはなく、足の付け根がつれる程度の症状。
そこに冷えピタを貼りなおして、ストッキングをはかせる。
ともかくインド生まれ、夏にはめっぽう強い夫だが、今回の手術は相当覚悟していたらしいので、この程度で済んでほっとした。
わたしの上腕のにぶい痛みはあいかわらず居座っている。
引っ越して二週間、まだ開いていないダンボール箱の中身の収まり先もほぼ見当がついたので、加齢現象と共存しつつ、なんとか夏をのりきれそうである。
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良かったです、密かに心配していました。
お二人でノンビリと片付けをしてくださいね。
我が家は父が旅行に行ったので、母と姉と三人で楽しんで来ました。
父が元気だからこそ、こうやって心おきなくたのしめますが、もし入院でもしているなら
そうもいきませんよね。健康は本当に宝物ですね、何にもかえがたい。
くれぐれも無理せずに、ボチボチやってくださいね。
投稿: へこたん | 2011年7月 8日 (金) 11時59分
へこたんさん、
ありがとうございます。
いつかあなたのあの素晴らしい香港旅行をお手本に一人旅したいです。
投稿: cannella | 2011年7月 8日 (金) 12時07分