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2011年6月 9日 (木)

『エディット・ピアフ~愛の讃歌』

NHKBSプレミアムの番組表にようやく見たい映画を見つけた。
『エディット・ピアフ~愛の讃歌』
青春時代、シャンソンは大好きだったが、彼女の声はちょっと苦手だった。
singというよりはcryのように聞こえたからだ。
当時の女性歌手ではイヴェット・ジローやジャクリーヌ・フランソワの透明な声のほうが好みだった。
ところがどうだろう、この映画が始まるやいなや、わたしは全編を流れる彼女の歌声に魅せられ、美しいとさえ思ったのだ。
壮烈とも言える底辺の暮しで始まる幼少時代。
やがて大道芸人の父親と共に町角に立つ。
銭集めの少女に観客が何かやって見せろ、とはやしたて、やがて歌ったフランス国歌、ラ・マルセイエーズに胸が震え、鳥肌だった。
過去と現在がフラッシュバックのように交錯する画面。
それが不自然でなく臨場感を高め、数奇な運命を納得させる。
幼少時の数年、視力を失っていたこともあった。そのときの花模様の眼帯さえも美しい。
やはりフランス映画だ。
それにしてもマリオン・コティヤールの入魂の演技はあれよ、あれよ、だ。
あれはもう演じているのではない、ピアフになりきっている。
150センチにも満たない小柄な身体からほとばしる、あの叫びのように聞こえた声は人生の叫びだったのだ。
若いときにはその偉大さがわからず、長く生きてからこそ、理解できてくるものもあるのだった。

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