警老測定
古いファイルを整理をしていたら、<保存用名文>というのが出てきて、目が吸い寄せられた一文があった。
読売新聞の名コラムニスト村尾清一氏の『心の老化の測定法』
アメリカの精神科医キャバンの精神的な老化を測定するための十五項目を引用している。
① 最近の出来事を忘れる ②早く仕事をしなければならないとき、いらいらする ③きわめて自己中心的になる ④昔のことに饒舌になる ⑤過去を悔やむ ⑥周囲に無頓着になる ⑦邪魔されるのをきらう ⑧新しい学習が困難となる ⑨騒音に過敏 ⑩他人に用心深くなる ⑪社会の変化に懐疑的になる ⑫自分の感じにこだわる ⑬過去の苦労話をする ⑭計画変更が困難になる ⑮つまらぬものを集める
どれもまったくその通りというほど、重症ではないが、その傾向になりつつあるのは確かだ。
いまの自分に当てはまらない項目は⑮ぐらいであろうか。
ゴミ屋敷の老人は⑮の最たるものかも知れない。
村尾氏は<心の老化には個人差があり、若い人で精神的には老人もいれば、外貌や肉体は老いても精神の若々しい人もいる。人は歳月を重ねただけで老いはしない。理想や生きるハリを失ったとき初めて老いる>と述べている。
私の<生きるハリ>は好奇心から生まれるのかも知れない。
それをた易く手近に満足させてくれるのが、コンピューターである。
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