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2011年5月12日 (木)

シャブロルの世界

珍しく夫と気が合って、今晩はうなぎを食べようということになった。
だが、近所のうなぎはまずい。
渋谷の宮川まで買いにいくことにした。
大きめの一串を二つにわけて丁度よいのだ。
それにしても午後たっぷりひまがある。
映画を見たいと思った。
渋谷の映画館、そう、一度行きたいと思っていたところ、シアターイメージフォーラム、青山の小さい劇場、四、五十人の座席しかない小さな劇場スペース。
クロード・シャブロルの『引き裂かれた女』を見ることにした。
ブルジョワ階級の退廃がテーマのサスペンス、フランスのヒッチコックとも言われた監督。
二十代のころ、『いとこ同志』を見て以来である。
昨年亡くなってから未公開傑作選が始まっている。
その先陣ともなったこの作品。
美貌の若いお天気キャスターが初老の高名な作家に夢中になる一方、大富豪の跡取りのプレイボーイに言い寄られ、揺れ動くさまが丹念に描かれ、ラストシーンであっと言わせる趣向。
ストーリーに感情移入して楽しむというよりは、フランスブルジョワ階級の生活をニヒルに見つめている作り手と同じ目線で、客観的に筋を追いつつ飽きさせない。
だから、ラブシーンでは三十の年の差があって抱き合うなんて、加齢臭とかないんだろうか、とか、富豪の跡取りというよりは、チンピラやくざみたい、フランスは今美男不足なんだろうか、とか考えながら、見入っている。
観客は8人ぐらい、ゆったりとした気分で、最後まで監督の術中にはまって映画を見終わった。

21日から始まる傑作三本、また来たいという気持にさせられつつ、渋谷の名店街までの長い道を雨も気にせず歩いた。

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