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2011年4月11日 (月)

カプチーノが飲みたくて

イタリアの朝はいつも小鳥の声で目覚める。
小鳥たちは啼いているのではない、歌っているのだ。
抑揚のある澄んだ響きのいい歌声にさわやかな目覚めを味わうのは、トリノでもフィレンツェでもボローニャでも経験したことだった。
そしてイタリアの空。
雲の配置、夕日の色合い、そこにミケランジェロが描いた神の像があらわれても少しの違和感もないような荘厳で清廉な空。
ゆったりと目を向けられるほどに日常が慣れてくるころ、もう帰国がせまっている。

トリエンナーレ美術館を観たあとのミラノの中心街めぐり、近郊のパヴィアへのドライブ、急遽召集された親しいブリッジプレイヤー八人で競った午後のトーナメント、スケジュールをこなしたあとの疲れがずっしりと重く、夜九時を過ぎると眠気をもよおす日々で、六十代のときよりずっと体力がなくなっているのがわかった。

出発の前日、奥さんにことわって、近くのバールでイタリア式典型の朝食をとる。
カプチーノ、ブリオシュ、そして絞りたてのオレンジジュース。
トラムもバスも一人で乗りこなせるようになり、奥さんがおしえてくれたバスで乗り継ぐ行きかたではなく、10分ぐらい長くかかるけれど、トラムだけで直接行けるドゥオーモへのアクセスも自分で発見した。
こうしてまるでミラノに暮しているような日常に慣れてくるころ、里心も強くなってくるのである。
帰る家のある幸せをつくづくと感じるのもこの頃なのだった。

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