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2011年4月 9日 (土)

ミラノ風暮らしの今

海外のブリッジサイトで知りあったイタリア人男性二人が昨年一ヶ月かけて日本の南半分をめぐる旅をしたとき、バイリンガルで国内旅行通のブリッジパートナーのAさんを誘い、二人で、案内役となった。
実際に会ったのは東京と鎌倉で二度、最終日の夜に会食しただけだったが、行く先々でメールを受け、質問に答えたりして応援したのをとても感謝され、ミラノに来ることがあったら、返礼をしたいとしきりに言われていた。
彼らの旅行はこれ以上ないほど質素で、宿泊場所も東京では外国人が泊るもっとも安価なバックパッカー用の宿、京都、奈良などもバイクでまわるという身軽さ。
地球の歩き方の世界版、ロンリープラネットを研究しつくしてプランをたててきているのだが、アドヴァイスするときも予算はどの程度なのかしら、と彼らの懐具合がつかめなくて思案にくれたことも多々あった。

ピエモンテからミラノに戻ってすぐ、彼らはホームステイの奥さんに電話してくれて、わたしを歓迎するスケジュールの打ち合わせをしてくれた。

まずはディナーに招待される。
料理は自分が作るという六十代男性のアパートが一体どんなところなのか、オフィスのような狭い一室かも、などと想像していたのだが、ドアが開いて招き入れられて、我が目を疑った。
この上なく美しいインテリアだったからだ。入り口に彫刻を施したアンティークのピアノがあり、家具調度から、壁にかけられた絵画から、豪華というのではないが、目の肥えた、研ぎ澄まされた感覚の持ち主だから選びつくせるミラノ独特のデザインのものが調和のとれた配置で、心地よい空間をつくっている。
ボク作る人、ワタシ働くひとの役割に変わったとか、で奥さんは週数日、仕事に出かけ、弁護士試験に合格したばかりの長男が一緒に暮していて、ディナーのときは、魅力的な奥さんとその長男、あのときの旅行のパートナーが加わり、にぎやかで楽しい食事になった。彼の手作り、ズッキーニと海老のフェットチーネ、サーモンのグリル焼きも美味であった。

今回のホームステイ先の家と彼らの住まいとを、まったく逆のイメージでとらえていた自分の思い込みに我ながらあきれてしまうのだが、旅行を特殊な行事とみなさず、日常を移動するというような解釈で徹底して実行した、彼らのライフスタイルに心から脱帽したひとときでもあった。

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