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2011年1月20日 (木)

気分を変えて

七十代のわたしたちが、失いつつあるのは溌剌さではないかと、このごろ思う。
物忘れがひどくなる。
無意識においたモノの場所がわからず、探すのに時間がかかる。
その探し場所も視野がせまくなって、見落としていることが多い。
得意だった料理も、高峰秀子さんが言っているように、そのときの料理人の気分が即、結果となって現れるので、出来、不出来が顕著になって落ち込む、そういうことが気になって歩いていると、下をむいていたり、目がうつろだったり、溌剌とはいかなくなる。
上を向いて目を見開いていると、道路の段差に対応できないようなつまづきも起きかねない。

それでなくても胃腸のヒクヒクがまた完全におさまっていないわたしの落ち込みがちの気分をこの辺で一掃しなければ、と思った。

この半年ほど、頭皮への刺激を怖れてパーマをかけずにいた。
カット名人の手にかかっても、張りを失った頭髪は乱れて、とりわけ前髪がざんばらで始末に負えない。
前髪を持ち上げると、根元真っ白。
比較的しわの少ない顔なのだ。
まだ老婆になるのは早い。

ヘアーマニュキアと、部分パーマをしてもらえるところを探そう。
夕食は煮込むだけでできるポトフに決め、買い物をしたあと、自由が丘じゅうをひとまわりして探した。
この街はとりわけ美容院が多い。
外に値段を出しているところがほとんどである。
従業員が多いところは高くて若者向きだし、少ないところが待ち時間が長く、いつもカットに行くところみたいにヘアーマニュキアが不得意ということもある。
これは、というところはなかなかなくてあきらめかけていたら、緑が丘に入る手前で、カントリーふうのインテリアで観葉植物の目立つ店がどうぞと受けいれてくれた。

三十代の女性スタイリストがポトフの肉を冷蔵庫に保管してくれ、注文どおりの髪形にしてくれ、値段も思っていたより、ずっと安かった。

もっともシャンプーがラヴェンダーの香りで、心地よく、それをほめたら、コンディショナーとのセットを買わされるはめになったのだけれど。

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コメント

こんばんは&始めまして♪

ちょっとしたことでコチラをご紹介いただきましてチラホラと覗き見させていただきました。
残念ながら我が母は結構前にどこぞに行ってしまったのですが、もしかしたら好奇心旺盛のシニアさん(で、よいのかな?)と似たようなコトを考えていたのかなぁ…なんて思いながら読んでおりました。
あっ、勿論、我母はかなり地味なヒトだったのでイタリア一人旅なんて到底無理でしたが(笑)

これからもほんの時々ですが遊びに来たいと思っておりますが、お邪魔なようでしたら、さりげなくコメントを非開示のままにしておいてくださいませね♪

コメントありがとうございます。
いささか旺盛すぎる好奇心をもてあますときもありますが、失いつつある溌剌さ維持には役立っているのかと思っています。

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