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2011年1月15日 (土)

山口晃展

今日の新聞に二枚目俳優、細川俊之さんの写真入り訃報を見つけて、ああ、あのひとはこのひとに似ていたんだ、と思い当たった。

あのひと、とは、<平成の絵師>と称される画家山口晃さんである。
一週間まえ、友人のMさんにさそわれて、銀座三越の企画展を見に行った。
美術のホンモノを見極める目にすぐれているMさんのおかげで、このたぐい稀な天才を知ることができた。

過去と現在と未来が混在する細密画である。
壁一面ぐらいの画面に天井や屋根をとっぱらった大和絵風の、バランスのとれた対照美あふれるテーマがくりひろげられている。
<ウオーリーを探せ>の藝術版みたいだ。
甲冑をまとった騎士が馬にまたがっているがその馬の首から下はロボット、それを支えてバイクの車輪がひとつ、その画面の上部三分の一を家紋の飾りのついた長い槍が一文字に貫いている絵もある。それが不思議と違和感がない。

運のいいことにその日はトークショーがあって、ご本人の講演を聞くことができた。
これだけ体力を必要とする絵を描いている人だから、ゴツイ感じをイメージしていたのだが、登場したひとはどちらかと言えば華奢な、優男で、目じりが下がった顔がだれかに似ている、と思いながら思い出せないでいたのだ。

ご本人は、自分は絵師というよりは<お絵描き少年>だと名乗るだけあって、ホワイトボードに絵を描きながらのトークである。
おずおずと聴衆の反応をうかがいながら、という感じなのに、しっかりと笑いをとる。
あちこち脱線しながらの話はすごく面白かったが、絵の技法のことは結局何を聞いたのか思い出せない。

<平成の絵師>は平成の話師でもあった。

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コメント

”あのひと”はそういえば似ていますね。
人相でアーティストを覚えるなんて、おもしろいですね。
私は絵を覚えても名前が出なくて困りました。
今度はおしゃべりな画家ということでしっかり覚えましたよ。
トークショーを聞いたおかげです。

饒舌なアーティストでしたね。
でもあのひとは筆をくわえて似合う顔をしていると思いました。
あれから遠出をする気がしないで、こもっています。去年のいまごろは
もっと元気があったのに。

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