心地よさの追求
毎日新聞の女性<上司の本音>というエッセイ、「若いころ嬉しかった出張は、今は体にこたえる。ホテルの乾燥した部屋で、お肌カサカサ」の文に大きくうなずいた。
エアコンの暖房は嫌いである。
炬燵や火鉢で育った者にとって、頭寒足熱のほうが心地よいのだ。
髪の毛がとみにうすくなったのも夏冬のエアコンによる乾燥のせいではないかとさえ思う。
それにホテルや旅館はエアコンの利きすぎが多い。
京都のホテルも加湿器はついていたが、寝るときエアコンを止めても、部屋の温度はあまり下がらなかった。
それにつけても思い出すのはアムステルダムのホテルの部屋の心地よさである。
Venere というサイトから宿泊経験者の評価が一番高いところを選んだのだが、当たりであった。
室温は暑からず、寒からず、これ以上ない適温で、しかも電気湯沸しがついていて、手持ちのインスタント日本食を調理するのに、まことに便利、それまで、フィレンツェのホームステイがシャワーだけだったので、深めのバスタブもうれしく、一日に二度も湯船に浸かった。
そしてリフレッシュした体で、あの運河沿いの道を澄み切った冬の冷気を大きく吸いながら、足音もはずませて、レンブラントを見に、美術館に向かった、あのときがなつかしい。
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