患者のこだわり
インフルエンザの予防注射を受けに出かけた。
引っ越してから初めて行く内科の医院。すでに六人待ちである。
受付、看護師、三人が行き届いた応対をしていて、患者が診察室に入るたびに、お待たせしました、という愛想のいい声が聞こえる。
どんな先生なのだろう?
やっと番がきて、ドアを開けると、目のまえの医師は短パンに黄色のTシャツ、パーカーをひっかけた、お相撲さんみたいな人でびっくり。
診察があって、注射、そのあと、きらしている誘眠剤と、胃薬の処方を依頼した。
胃薬といっても、十年まえに十二指腸潰瘍を患ったことがあって、薬で治したのだが、そのあとも、ときどきそれらしきヒクヒク痛みが起こったときにのむくすりである。
薬の名を告げると、先生が言った。それとまったく同じ効用がある別の薬じゃいけませんか?タケプロンっていうんですが?
あ、それものんだことあるんですけど、わたしにはこれが一番あうんです。
フィレンツェのジョヴァンナと話していたとき、彼女が言った。
やっといい胃薬にたどりついたの。
わたしも!二人とも似た状況にあったのだ。なんていう名前の薬?
ザンタック。
同じよ、それ!!
イタリアのザンタックは処方箋なしで買えるので、一度、ファルマチーア(薬局)で買ってみた。
なんときれいな薬!うすいピンクの五角形。
イタリアだなあ~と感動したのである。
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