経年劣化
左上腕部の痛みがとれない、背中の奥のにぶい痛みがずっとはりついている、わたしが毎日、うったえる不安に、夫はこの言葉を返してよこす。
きのうの夜は眠りも浅くなって、夜中に起き上がり、パソコンの前の椅子に思いっきり背中をあずけてそっくり返ったら、椅子が横転して、あやうく怪我をするところだった。
血圧も高めで、この不調はなにか深刻なものではないかと、考えだしたら、ますます眠れなくなり、『家庭の医学』のページをめくったが、該当例もなく、佐野さんのことを思った。
ガンが脳へ転移したことが判明したとき、彼女は墓所を用意、寺の檀家になって永代供養を手配、ホスピスも予約、遺影も撮影して、息子さんから「死ぬ気まんまんじゃん」と言われたとネットの記事で知った。
同い年のわたしにも、いつからだに異変が起きても不思議はないが、どういうお気持だったか、今なら察することもたやすいと思われた。
翌日、マッサージを三十分、ハリも打ってもらったら、よどんでいた疲れがようやく消えた。
そうなると、この際、ドックを予約しようという気はまた失せてしまう。
まだもう少し生きていられるのかも知れない。
一日、一日を感謝と共に過ごさなければ。
« 続 子孫ってどんな? | トップページ | 温活効果 »
「心と体」カテゴリの記事
- 耳石はおさまったのか?(2022.12.11)
- その後10日間が過ぎ…(2022.11.26)
- 異変が…(2022.11.20)
- 耳つまみのこと(2022.11.08)
- メガネ騒動(2022.08.29)
« 続 子孫ってどんな? | トップページ | 温活効果 »
コメント